ハンプティのブログ

ハンプティ・ダンプティのように、いつもずっこけぶりを発揮しています。

ダンプテイ親父のオペラ談義

第11話 オペラ座の怪人

シドニーのオペラハウスは、シドニー交響楽団の本拠地というだけでなく、オーストラリアの観光シンボルとしても親しまれ、世界で最も新しい建造物世界遺産になっていますね!

ホテルから歩いて10分程散歩すると、左手にシドニーブリッジが見えてくる。

坂道を超えると右手には、白い帆船の帆のようなオペラハウス。

彼方此方からが波止場から海外旅行客押し寄せてくる。

特に 対岸にはタンガロイ動物園があり、そこに行く観光船も多く、多くの観光客がこの辺りに屯している。

こんな様子を、波止場のレストランから眺めながら、:「 なんといっても、我々は、オペラ座の外人ですからね!」と、ダンプテイの駄洒落が始まった。

チイ:オペラと聞けば、何と言ってもオペラ座の怪人ですよね!

この名曲を聴くとアイススケートが始まると感じるくらいアイススケートの定番となっています。

鈴木明子浅田真央羽生結弦 無良崇人村上佳菜子、チャン、キムヨナ等アイススケートの優勝を狙う選手の定番となってるし、オペラ座の屋根裏に潜んでクラス仮面を被ったファントムの恋の物語が素敵だわ!

 眠りの中 彼は私に歌いかけ 夢の中 彼は現れる…… あの声で 私を呼ぶ そして囁く 私の名前を…… また私は 夢を見ているの? ようやく 私は気がついた オペラ座の怪人は そこにいる―― 私の心の中に…… もう一度 私と一緒に 

ダンプテイ:屋根裏に潜そんでいる、フアントムが片手で顔に被った白いお面を手で覆うシイーンが、印象的ね!

このオペラ座の仮面を観光に利用してるのが、ベニスの街、ベニスの土産物売り場には、フアントムのお面がずらりと並び、ここに立ち寄る大型ウルーズの中では、このフアントムのお面を被り仮装パーテイをするのが習わしになっている。

クルーズや 怪人集う 夏祭り

ところで、このオペレハウス、建築家ヨーン・ウツソンの独創的な形状と構造設計だそうですが、建築費も計画を大幅に上回ってしまったそうですね!

なにしろ、オペラは、イタリア等西洋文化の象徴ですから、国を挙げての、PRになるわけですよ、フランスのオペラ座には、負けるまいと、国の威信をかけていましたね、

この「建物は1959に着工したが、竣工は1973で、総工費は1億200万ドルに達し、当初予定の700万ドルの14倍以上になった。工費は宝くじ資金で1975に完済された」と、いつもの如く、ダンプテイ親父は、観光案内ぶりをダンプテイは発揮する。

そのおかげで、「このオペラハウスは、1998年には、オペラハウス前で長野オリンピック開会式の第九合唱が行われ、2000年のシドニーオリンピックでは、聖火リレーの舞台、トライアスロン競技のスタート地点にもなっているそうね!」

「それに、2004に公開された日本映画ゴジラ FINAL WARS」の中で、ゴジラジラの戦闘シーンが、ここシドニーで、撮影されていましたし」と、ハンプテイも負けまいと予め調べてきた知識をご披露なさる。

このようなオーストラリアの文化は、西洋の物真似が多いけど、日本では独自文化を大切にしたのは、対比的ですね!

ちょっと、 待って、とダンプテイのオペラ談義を中断させるかのように、チイが口を挟む。

いえいえ、科学技術や法律、教育等の仕組みは、わが国も西洋文化をそのまま、受け入れたように思うけど、とチイが反発する新しい都市建設の柱にしたかったわけですね!

例えば、明治維新の新しい日本をどうしてくか重要であるとして、西洋事情の使節団が欧州を訪問した時、岩倉具視は、オペラハウスの素晴らしさとオペラを愛する貴族や王室の姿を見て、「日本の謡曲こそ、西洋に負けない日本文化であり、再構築すべきである」と判断し、、吾が政府、皇室や華族が保護すべきは、オペラだと確信して、謡曲を保護していこうと決断したと、言われていますからね!

まさに、日本文化の独自性を発揮しようとしたには、素晴らしいことですよ」と、謡曲を愛するダンプテイらしい反応

そんな難しい文化論は、ハンプテにとっては、どうでもいいけど、メルボルンでは、あちこちの公園で、無料のオペラコンサートが聞かれたりして、確か、その演目にもオペラ座の怪人もあったったわね!

あのフアントンが自分の醜い顔を仮面で隠して嘆く叫びのメロデーがバイオリンの甲高い音色で、響いてきて、とても優雅な時間だったわ!

チイ:特に、夏になると、午後8時頃になっても明るいくらいだから、街中の市民が子供連れで公園に集まってきて、ワインやちょっとした料理を持参してくるのね!

メルボルンが世界一住みやすい街なんて、アンケート結果があったけど、その気持ち、よくわかるわ!

図書館も充実していて、幼児の世話までしてくれる施設もあるし、中国語や日本語の本を揃えていたりして、流石に多民族を受け入れている国だと感心しますね

だって、日本の図書館で、中国語や韓国語の本を取り揃えてている図書館なんて、殆どありませんから!

ハンプテイ:母親が本を読んでいる間に子供に本の読み聞かせをして遊んでくれる図書館なんて、メルボルンが好きになれるはずよね!

ダンプテイ:そういえば、日本は、外国人には冷たい国ですね!

温泉や図書館等、公共の施設に行くと、住民登録しおた証明書が「ないと、施設を利用できないなんて、今時、国際的な国とは、思えない。

ところで、以前、赴任していた高松市もオペラの愛好家が多く、地元の愛好家が集まったりして、オペラを楽しんだことがありましたね!

高松は、日本一、音楽を楽しむ街だと思うくらい。

チイ:ダンプテイは、カラオケ親父だけと思っていたけど、そんな高級な趣味は、似合わないわ!

ダンプテイ:詩吟はどうでしょうか、これだったら、お歳寄りにも似合うでしょ!

高松には、詩吟の愛好家も多くて、臥龍会という詩吟の会にも参加していましてね!

時々、発表会なんかあると、何千人という愛吟家が集まってくるから驚きですね!

高松では、詩吟愛好家の爺さん、婆さんであふれている。

チイ:オペラと違って、詩吟のほうは、田舎のおばちゃん、おじちゃんが多いのよね!

ダンプテイ:高松は歌好きが多いから、あちこちにカラオケ喫茶なるものも一杯あって、真昼間から、おばちゃんたちがマイクを競いあうような雰囲気で、歌を披露する素人演芸家で溢れていましたね!

東京のようにカラオケボックスでなくて,開放的な雰囲気は楽しいですね!

直ぐに、声を掛け合って歌仲間になってしまう。

チイ:そういえば、有名なバイオリストやオペラ歌手も排出した音楽の街というのが、高松ですね!

オペラ歌手の林康子とか、バイオリンの川合郁子とか、なんとなく女性が活躍している街

ハンプテイ:なにしろブギブギ踊りの笠木しずこの出身地だから!

チイ:なんですか、そのブギブギって、笠木静子のかささぎ踊りかしら?

ダンプテイ:戦後に流行した、手足を振り上げながら、合わせてお尻りを振り回す尻り振りダンス、それに、ブギウギと絶叫の歌をおり混ぜるというイメージ

高松で、なによりだったのは、マンドリンの市民クラブがあって、オペラの愛好クラブとの共演で、オペラ座の怪人のメロディーを伴奏したことですね!

チイ:ダンプテイがオペラを歌うなんて信じられないけど、どんな切っ掛けで始めたのかしら!

ダンプテイ:大学で一緒に仕事をしていた教授がオペラの世界に嵌っていて、僕が音楽好きだからと、ホームパーティーにお誘いを受けましてね!

教授から自慢の喉を披露されましてね、何もお返ししないわけにはいかないので、僕も詩吟など歌ってね、

チイ:詩吟は漢詩だけど、オペラはイタリア語でね、まるで、国際文化の交流ですね!

ダンプテイ:こんな、きっかけで、オペラにも関心を持つことになったわけですよ!

ハンプテイ:あれこれ多趣味の蛸八みたいに、あれこれ手を広げ過ぎ!

ダンプテイ:ところで、教授からのお誘いパーテイの招待も終わり、早速メールで御礼

「秦家のホームコンサートにお招き頂き有難うございました。オペラの世界に魅了されてしまいました。

ここは、松平家伝統の武家の伝統が残る町だと聞いており、武士の嗜みの謡曲長唄が盛んだと思っていましたが、チィチェリア市民オペラといい、オーペラの愛好の方が多いのにびっくりしました高松は文化の街ですね!

それに比べて、いつもの調子で下手な詩吟など披露してしまい、一緒に訪問させて頂いた女房からもお叱りを受けてしまいました。

これもオペラ座の怪人の仕業だと、ご勘弁を、また、奥様の手料理大変美味しくご馳走になりましたが先生のビッグウエイトの原因が判明いたしました。

お礼に句を一つ

すすき野に 触るるばかりの 羽床富士

注:秋の半夜に薄漏れ日の羽床の富士は、格別でした。

珍客に 犬の雄たけび 耐えかねて

外人や髭親父やら珍客に犬も興奮して泣き叫んでおりましたので、次回は、犬のお土産でも持参いたしましょう。

ご馳走のお礼に、ご夫婦の写真と手製の絵画ですが、メールにて進呈いたします。

ダンプティの詩吟やカラオケ上達の悲願も超重(蝶々)様の期待の重みに耐えかねています。

彼岸花 蝶を掲げて 首重し

出し抜けに 咲かねばならぬ 蔓珠紗華

花に止まる蝶も御主人様のように超重量級ともなれば、咲き誇る奥様の花も耐えられず、重みで耐えかねておられる奥様を御労り下さい。

このままですと曼殊沙華の花もしゃげてしましそうですよ    超重オペラ様

と、お礼のお手紙を

ハンプテイ:それで、いきなりオペラ会に参加する訳ないと思うけど?

ダンプテイ: 2回目の訪問は、イギリスから大学に赴任している教授と一緒の訪問でした。

オペラ座に 怪人(外人)集う 秋の暮れ

ハンプテイ:それにしても、五十歩百歩のデブ親父同士が、互いにデブ、デブと罵るのは醜いこと!

ところで、ダンプテイったら、オペラ歌人からすれば私のカラオケや詩吟などは、俗な日本文化と馬鹿にされておりますからお酒を頂いたせいもあり、拙い英語で、ついマンドリン弾きの自慢話を持ち出しちゃったのよね!

ダンプテイ:そうなんですよ、英語で、

I am amateur mandorinist

マンドリンの素人でしてね,といったつもりが、その外人から、

Are you a mateur mandorinist?

と,とんだ発音の悪さで恥をかかされたわけ!

私は素人マンドリン弾きと言ったつもりがとてつもないマンドリン弾きと誤解されてしまった。

「凄いじゃないですか、それでは、次のパーテイに一つ演奏をお願いできませんか」なんて、煽てに乗って、すっかり有頂天

そのお礼メール

「オペラパーティでは、外国の方とのオペラを真近に聴けるとは、思いませんでした。

今回は蝶々夫人のオペラでしたが、お二人共に超重様で、オペラタイプの素晴らしい腹構えをされて、これまた、聞きごたえの他に,見ごたえもありましたね。

腹自慢 オペラ自慢の 雨蛙

オペラ先生には、恥ずかしながら詩吟で対抗いたしましたが、練習不足で見苦しきところをお見せしてしましたが、次回は、もう少し対抗できるよう練習をしておきます。」

オペラ先生からは、詩吟の出来の不味さを慰めてか、

鳴くな嘆くな男じゃないか、いつか、花咲くときもあろ愚痴や未練はドブに捨て、マンドリンの乱れ打ち--期待しております。

と、マンドリン演奏を期待されてのメールが届く始末で、ますますプレッシャが!

次のパーテイで

チイ:オペラと日本の詩吟の比較だけど、これってフランスパンとアンパンとの比較みたいなもんですね!

日本人にとっては、古典よりも現代もののジャズが好まれるのに!

ハンプテイ:アンパンやジャムパンは、パン文化からすれば、邪道だとしてフランスでは古典パンに馬鹿呼ばわりされるわ!

チイ:これって、コテンパンという意味かしら、「こてんこてん」にやられるというわけね

ダンプテイ:これは、中国の漢詩と日本の和歌の関係と同じですね

和歌は、日本の女性により発展させられた日本固有の文化だけど、日本人の誇りですね、たとえ、漢詩のほうが古典でも日本では和歌が最も古典だと思うけど

ところで、謡曲の白楽天にこんな話がありますね

中国の白楽天が日本に来て日本人の知恵を確かめるべく、浜辺の翁の詩を吟じると、

大和娘がたちまちのうちに、それを和歌に翻訳し、和歌を吟ながら舞いをすると、白楽天も大和文化にビックリして、「神風に吹かれたように逃げ戻ってしまう」と、いう物語

ハンウテイ:日本は、独自文化の和歌を尊ぶ精神がここに読み解けますね、何しろ「和歌の道は敷島の」、といい、「和歌ができれば、出世できるという時代が長く続きましたから

日本では、中国の古典の漢詩が「こてんこてん」に、やっつけられる」と、いう日本の立場に立った文化の比較論争が日中でありましたね!

ダンプテイ:何れにしても、日本文化は、中国の漢詩による漢字文化をカナ文化の和歌につなげたチャンポン文化ですから、中国文化を馬鹿には、できません

チイ:何ですか、その「チャンポン文化」

ダンプテイ:「上品と下品がまじりあう長崎ちゃんぽん」と、いうわけ!

春の風 ルンルンケンケン アンポンタン坪内捻典)

つまり、お金持ちでは、ルンルンだけど、貧しい家では、ケンケン遊びというわけ!

色話 ちゃんちゃんなるは 憧の音

説法は、ポンポンならす 鼓の音

と、言いまして、

下品な色話 ちゃんちゃんならす 憧(しょう)の音

この憧は、中国文化

上品な謡曲 ポンポポント 鼓(つつみ)の音

これは日本の文化

チャンチャンとポンポンと入り乱れるはチャンポン文化ということですよ!

この文化が最初に長崎に入って、長崎チャンポン

ハンプテイ:これぞ、ダンプテイのチャランポランと同じではござおませんか!

ダンプテイ:それは、何ですか、そのチャランポランとわ?

ハンプテイ:チャランは、チャラけ乱れることで、ポランは、法螺を吹くことでホラン

合わせて、出鱈目の法螺吹きがチャランポランと、まさにダンプテイそのもの

ダンプテイ:「ワテ、ほんまに ヨイワンワ」

ところで話をオペラの本題に戻して、訳の分からないメールのやり取りより、オペラ会に誘われ大変な目に合ったわけ!

チイ:そのエピソードやらを聞かせて頂戴!

ダンプテイ:わかりましたチイ殿、オペラ先生宅への訪問時に、先生から折角だからと、僕が趣味にしている詩吟を歌わされた訳、そしたら、その声だったら、オペラが歌えると煽てられ、酒の席だったから、まんざらでもない生ま返事をしたって訳

歌心ありと 褒められて

十指に余ると おだてに乗って

小肘を叩き 合点したとて 雀喜して

来たか長さん待ってたほい

それからは、逢うたびに、「オペラをお願いしますよ」の説得である。

獅子吼を重ね 説き伏せて

誘ってみたが 肘鉄砲

それから、数か月を経てから、教授からのメイルが入っていて、次回の市民オペラ会の目録が添付されていて、宜しくと末尾に書いてある。

てっきり、オペラの観劇への招待であると、思っていたら、その後、オペラ発表会の練習は、開始してるかね!

と、驚きのことをおっしゃる。

これはビックリ玉手箱、よくよく、オペラ会の目録をみると、配役ですが、僕の名前がでているではありませんか!

こんな、強引なお誘いメ-ルで、市民オペラ会に参加することになった訳です。

チイ:おだてにのるとやめられなという植木等のズーダラ親父という訳ね!

人目見た娘にたちまち惚れて

おだてに乗ればすぐ手を出して

俺がそんなにうまいわけないよ

分かっちゃいるけどやめられない

アホレウイスイs-ダララッタ

スダラカホイホイ

青島幸男 スーダ節、一部改作

それでは、大変と、高松の別のオペラ教授の特訓となって、声出しから始まった!

「地面に足を強く踏みつけて、足の踵から声を拾って、お腹に貯めて、頭の上から声を出しなさい」と、このデッパラのお腹に手を当てて、お腹に」力、お腹に力と、何度も指導されるが、さっぱり、意味が分からない。

真人の息は踵を以ってし、衆人の息は、喉をもってする

という荘子の諺があるらしいから、

取りあえず、詩吟の声出しの「臍下丹田」に、響く技で切り抜けましたが、稲本先生からは、デップリ体は、オペラ向きだと、励まされ、どうにか2ケ月間のドレミフソラシドの2音階の声出しに耐え抜きました。

オペラ先生に、「旨く聞こえるようにする歌い方は、どんなでしょう」、と質問したら、今はそんなこと議論するレベルではありませんよ!

「旨く歌えなくていいんですよ、厭らしく聞こえなければ」だって!

ハンプテイ:成程、言い得て妙ですね!

こんな嫌味タラタラの親父の歌声も厭らしければ、、みんな、観客席から逃げていかれてしまい、オペラの会も台無しですから

「旨く歌おう、旨く歌おう」と、意識すると作為が表れて厭らしくなることがあるんですね

なり繰りかまわず、声を張り上げようなんてのは、もっての他ということね。

ところで、ダンプテイはどんな役柄?

ダンプテイ:僕の初役は、どういう訳か、チョイ役のリゴレットの刺客スパラフチレ!

勿論、秦教授は、主役リゴレットです。

新米の くせして文句 役不足

と、思うが、未だ、修行の身、役柄に文句も言えるわけもなく、「ハイ畏まりました刺客のリゴレット承りました」です。

秋深む 新たなる趣味も 加わりて

始めての舞台だから、それは、緊張するし、一歩間違えれば家柄に傷がつきます奈落の底行き、

初舞台 命をつなぐ かずら橋

チイ:マアー大袈裟なこと、家柄って、徳島の蔓橋程で,大したことないのに!

それにしてもダンブティ、清水寺程ではないけど、蔓橋から飛び降りるような無謀なことをしたわね!

ダンプテイ:憂や憂 傍若無人の 初舞台

オペラの世界を知らぬ素人の怖さしらず、憂うべき状態で、舞台の日が迫ることの恐ろしい日々

初オペラ 舞台も迫る 虎落笛

舞台の日が迫り来る気持ち あせるばかりで

初舞台 刺客の声も 擦れ消ゆ

桃栗3年柿8年柚子の大馬鹿18年

オペラの道は18年、詩吟の道は3年といい、詩を選んだ訳だが、どういうことであろうか難しいオペラを歌うことになるとは!

よもすがら 能無き者の 研ぐ草かな

と、オペラの能無きこと悔やまれ、それでも磨けば光るかと研磨すること哀れなり、後は、石の上にも1か月でしかないが頑張るのみ

大鳶も 鷹とみまがう 朧月(秋)

暗い舞台で、主役の共演者との区別ができないことを期待して、もちろん鷹は共演者である。

チイ:初舞台を終えた気持ちは?

ダンプテイ:目標は 次の演目 衣替え

こんな気持ちになれたら最高ですが

本舞台 終えて安堵の 初オペラ

チイ:「安藤美姫オペラ座の怪人アイススケートを完璧に滑り終えて、ヤッターって、演技後に出てくる雄叫び」と、いうことかしら!

ダンプテイ:日本文化では、ヤッターと思っても雄たけびなんては、失格ですよ、

朝青龍のように、勝って、どや顔をするのは、マナー違反ですからね!

チイ:いずれにしても、この親父、オペラに出演したことが自慢したのよね!

その昔 オペラ出演 自慢して

ダンプテイ:このつけは、

恋の手本は オペラといって

なにしろ、オペラは恋物語が多いですからね!

長崎の出島での遊女物語、ピンカートンが出島での娼婦との愛の物語ですから!

チイ:蝶々夫人とギャクバージョンが森鴎外舞姫ですね、鴎外がドイツ留学から帰国後、恋人であったエリスが単身で日本に追いかけてきた自伝的な物語

異国の女性と結婚することの困難さを反映した悲劇ですね!

心中は、恋しいという思いは募るが、社会的、家族的な風習から結婚できない心の葛藤

ダンプテイ:ところで、演技を終えても「男は、黙ってサッポロビール」みたいに、何もなかったかの如く、振る舞わなくてはならないのが、世界共通の文化、相撲でも勝ってもバンザイやガッツポーズなんかして喜べない。

マー朝青龍白鵬のようなモンゴル文化が抜けきらない相撲取りは、別ですけど!

ところで、能は、相撲以上に、文化を大切にいているから大変なんですよ!

30分以上も正座し続け、演目が終わると足が痺れても、痺れを堪えて、至誠を正して退場しなくてはならない。

本舞台 終えて安堵の 痺れ足 

と、終に立ち上がれず無残な姿を披露することとなり、謡曲を諦めました。

50代で引退とわ,情けない。

伝統文化を改定して椅子席で、謡うようにしてもらわないと,日本の厠が、洋式便所に変わったように!

チイ:オペラだって、ダンプテイは、気管支炎を患って、玉を転がすような声もガラガラ声になって諦めたとか、肉体には勝てませんね!

ダンプテイ:それだけでは、ありません。

剣部だって、勇ましい剣裁きも歳には、勝てませんでね、踊りもそうですがーー

マー、阿波踊りくらいは、なんとかできますが、

旅の恥 かき捨て申す 阿波踊り 柴原保佳

チイ:いえいえ、阿波踊りを馬鹿にしてはいけません、手の揚げ方、足の出し方もすっべて流儀がありますから、ダンプテイのようなひょっとこ踊りでは、踊りの輪か摘み出されますよ!

もう踊る ことはなからん 踊り見る 上崎暮潮

と,いうことにして下さいね!

ダンプテイ:そう、そう、風邪を患うと直ぐに声の響きに影響するから、風邪の診断が出来ちゃうくらいだから、歌うこともままならない!

だけど、楽器演奏なら、まだ大丈夫

もう、オペラ会へのお誘いなんか来ないけど、オペラの伴奏での楽器演奏には、急遽御呼びが掛かったことがありましたね!

モーツアルトのドンジュバニーの恋人を窓の外からお誘いする恋のセレナードの場面は、マンドリンの伴奏が入るオペラでしてね!

急遽,高松地元のマンドリストの宮武先生に電話でお願いすることとなり、なんとか、オペラ会の伴奏をこなしました。

気管支を患って、梁の塵も落ちるほどの美声の持ち主も今は、昔の物語、オペラでは、少々恥をかくような舞台だったけど、マンドリン演奏では、その汚名を挽回できたわけですよ!

チイ:梁塵秘抄の物語ということかしら、

舞え舞え蝸牛、舞はぬものならば、馬の子や牛の子に蹴させてん、踏破せてん、真に美しく舞うたらば、華の園まで遊ばせん。

オペラ座の怪人も蝸牛のように醜き体と顔になっては可哀そう。

そんなダンプテイは、屋根裏で身をひそめてるのがなにより、その姿を舞台に登場させたら飛んでもないことになってしまう。

親父の歌

昔し高松に唄が大好きな親父が住んでいた

得意の喉を披露しようと大勢の人を招きました

ご馳走を一杯振る舞まわれて楽しく過ごし

いよいよ自慢の唄を披露する時がやってきた

特別に雇ったオケ楽団が後ろについています

先ずは、ドレミフアソラで音程の良さを自慢します

シーのときに皆んなは、シーンと静かになって

ドーのときには、ドアからドーと逃げていきました

チイ:オペラは、気管支炎を患って、美声がかすれ声になってしまって、歌も諦めたとか、肉体には勝てませんね!

ハンプテイ:オペラ歌手はビックな体も持ち主が多いけど、どういうことなのかしら!

オペラのように、息継ぎを少なく、声を響かせるためには、多くの空気を体内に保持することが必要なんですよ!

ですから、体がでかいのが好ましいわけですよ!

チイ:この大きなお腹からの空気を一杯に吹き出す力が満ち満ちてくる感じなのよね!

生えぎわを爪弾き折れば君という楽器に満ちてくる力あり

と、俵万智の歌のようにね!

ダンプテイ:髪の毛の:生え際を爪弾いたら力漲るとは[男の一物]の見立てでしょうか?

もう、そんな元気は失せていますけど!

大胆な歌姫として、人気を集めた理由がわかりますね、この俵さんの歌表現には、もう堪りませんわ!

チイ:ところで、声帯も重要な機能であり、ボーイソプラノを維持するために手術をする人もいるそうですね!

腹ぼての ボーイソプラノ 冴え返る

ダンプテイ:高松の音楽会で米良美一の「もののけ姫」の歌声を聞いたけど、小柄だけど、とってもでぶちゃん、ボーイソプラノって、こういうのと感動しましたね

イタリア等での教会などの少年のソプラノ少年は少年時代に去勢手術をして、その声の高さを保つ伝統があったとか、これをカストラートと、いうらしい。

チイ:日本のお坊さんも、お経の声が高く響くように去勢していたそうですね!

ダンプテイ:いやいや、日本での仏教界での去勢は、

女禁の教えを守るための戒めの一つでカストラートとは、違いますよ!

僕の場合の喉の変調は、高齢化と気管支炎という病気ですから、これ以来、詩吟やオペラでの道は辞めて、俳句や詩に方向転換して、それ以来、オペラ歌手の夢はあきらめましたけど!

チイ:何に、いっているの、オラからに引退を体力のなんて、元々、他人に聞かせる程の声をしていないくせに!

若い物に活躍の場を広げるべきだなんて、政界を引退された小泉信一郎の流儀というやつ

ところで、その喉自慢の実力の程をチイの前で、披露してみてよ!

自慢の喉も直ぐにばれてしまうから

ダンプテイ:それでは、ご披露いたしましょう。

オペラ座の舞台の上の謎の部屋

醜い男が住むという

オペラ座の謎の男の謎の部屋

仮面の男が住むという

オペラ座の舞台の花の歌の宴

恋の男が住むという

ハンプテイ:ダンプティのオペラ上達の悲願も超重(蝶々)様の期待の重みに耐えかねて、萎れつつあるって、ところかしら!

彼岸花 蝶を掲げて 首重し

オペラ歌手を目指した男も喉がやられては,おしまい、野球選手が効き腕を骨折したようなもんですから!

大谷も筋肉断絶で手術して復活を目指されているし、韓国のオペラ歌手目指しも声帯を痛めても手術で復帰を目指しておられますから、希望は、残っていますけど!

ダンプテイ:いやいや、趣味程度ですから、復帰のために、そんな大金を掛けることは出来ませんよ!

チイ:ダンプテイ親父の声なんか

結構毛だらけ猫灰だらけ親父の頭糞だらけ!

今は、昔の語り草、歳をとって、声帯疲れで田中角栄のガオガオ蝦蟇蛙みたいだから!

「昔し福山さん」、と言われていたかどうかしらないけれど、そんな男も過去のこと!

鳴かずんば それもまたよし時鳥 松下幸之助

兎に角、静かにしていてほしい!

注:「鳴かずんばー時鳥」に、信長、秀吉、家康が、それぞれ、殺ろしてしまえ、鳴かしてみよう、鳴くまでまとうと歌って三人を比較しているが、松下幸之助が句にしたのがこれである。

チイ::鳴かずんば鳴くまで待とう時鳥

と、家康様は、待ってくれたのに!

ダンプテイ:これからは、俳句や詩等文芸で復帰するつもりですから、もう喉の調子は、関係ないのです。

お笑いのまたよしも幕間のお笑い芸人

今夜は七幕七転び 

スッテンコロリの宙返り

笑う門には福来る

ただただ、笑いとりのお役目で

とおもっていましたが、文芸作家に速変わり

世のなかの見る目がかわりました。

文芸か それもまたよし、杜鵑

ハンプテイ:そうですよ、タケシもタケシ軍団を解散させ文芸で又吉さんに対抗されようとされていますから年齢は関係ないですよ、この世界では!

ハンプテイ:猫も杓子も時鳥

と、老齢社会での老人の俳句人口は、うなぎのぼりで競争率は、高いと聞いていますけど!

猫も聞け 杓子も これへ時鳥 漱石

ところで、時鳥の鳴くのを聞きにきた和泉式部母娘の俳句合戦が平安の時代にあったって、知っていますか?

チイ:この頃って、和歌が主流だったけど、どんな俳句なのかしら

ダンプテイ.母の

鳴くかとて 聴きに北野の 時鳥 

と、和泉式部が歌うと 式部の娘は、

鳴け聞こう 聴きに北野の 時鳥

と返し歌をしたら、杜鵑が鳴き始めたと、頓智のある娘である。

チイ:式部の娘さん、中々の才女だったようですよ

百人一首には、

大江山 いくのの道も遠ければ まだふみも見ず

天の橋立

この歌は、母親の和泉式部が不在のために、歌会に代理で参加して、母親からの歌のアンチョコは、届いているのかね、と母親頼りの娘とからかわれていますが、何れにしろ、この歌で才女ぶりを発揮したらしいね!

ダンプテイ:ですから、ここは、「未だ母からの文を見ていませんよ」

と踏みと文とを掛けた頓智ぶり!

ハンプテイ:娘の方が親よりも才能ありですね、

ダンプテイも頑張らなくちゃ!

ダンプテイ:でも悲しいかな、母親の式部の才能には勝てないで一生、式部の娘で終わってしまった。

私も、チイの父親なんて、汚名は頂きたくありませんから、自分の名前で、追っかけられるようがんばらなくては、氷川きよしの「白雲の城」を歌えば、追っかけおばさんを惹きつけるコトドリ並みに追っかけの皆さま、「きよし この夜 月は光る」 と、今宵は、きよしの声を聴いて頂いてロマンチックな夜をお過ご下ださい。

 チイ:「夢幻の人の世はーーー、」なんて、氷川きよしの白雲の城の歌詞にあるような過去の栄華の夢を見ていらっしゃる。

「過去に拘るものは未来を失う」とは、チャーチルの名言ですわよ!

ダンプテイ:氷川きよしチャーチルに、本当に今日は、汗も散ります涙も出ます。

ハンプテイ:いえいえ、正岡子規も登場させますは!

大手門 跡の鉄錆 蟻の道 正岡子規

キヨシなんて過去の追っかけよ、今は、蟻の列を作っての追っかけは、佐田まさしよ!

まさし待て 旦那放って 蟻の列

だから、「まさし」とか「きよし」を真似て、「追っかけられ親父」になろうとする無謀なる野望があるようだけど、上祐さんみたいに「ああ言えば、こう言う」芸で、話題を誘う戦術、顔に出せないけど私の心は、

青林檎剥いて妬心をあらわさず   栗林つとむ

って、気持ちで、こんな親父の過去の栄光の自慢話に怒っているのよ!

ダンプテイ:この過去の栄光にも、「聞く涙、語るも涙」のダンプテイの涙の物語があるんですよ!

この栄光の橋には

誰にも見せない 泪があった
人知れず流した 泪があった
決して平らな 道ではなかった

チイ:こんなところで、「栄光の架け橋」など持ち出さないでほしいわ!

ダンプテイのオペラ自慢なんて、ほとんどがデッチ上げ、栄光なんて何もない癖に、まるで、蔓橋みたいに雑草で作り上げた夢のかけ橋みたいなもんだから!

ダンプテイ:そんなに琴奨菊みたいながぶり寄りは,よしこさんですよ。

食べ放題 林檎ざっくと がぶりより

と、いいましょうか、親父の助言も聞かず一直線

ハンプテイ:琴奨菊のがぶりよりも威力がなくなって、大関から転落じゃない!

チイ:がぶり寄りで,もっと鼻もちならないのは、ダンプティの針小棒大な話、それに、窓際族みたいな文章だし!

ダンプテイ:なに、その窓際族みたいな文章って?

ハンプテイ:腰折れ親父が「書いた文章、誤字が気になって仕方がない。

ダンプテイ:シェクスピアは6行のうち必ず一つは誤りがあるそうだけど、正直に書いているより、よほど誤りが面白いって、リンドは,いっていますよ

ハンプテイ:自分の間違いまで弁護してしまうダンプテイだからあきれて、物もいえませんけど!

誤字だけでなく、俳句や詩とか言っても感動しない腰折れものばっかりの風流気取り、本当に煩わしいったらありゃしない。

紫式部の言葉を借りれば

したり顔(得意げ)して

いみじうはべりける(偉そうに)人

さばかりさかしだち(あれほどに利口ぷって)

漢字書き散らして、はべるけるも

よく見れば、まだ至らぬこと多かりき 

紫式部日記

私は、自惚れで自滅されないことを祈るだけよ!

ダンプテイ:日本には、「手前味噌ですが」と、自分の味噌自慢をするのが習慣でございますが、あんたの言うことも半分は、当たっているから

口応え すまじと おもふ 木瓜の花 星野立子

今では、呆け親父の心境です!

木瓜木瓜でも、呆け親父だから自慢できませんが、僕の手前味噌なるもの披露いたしましょうか!

味噌も味噌 趣味も色々 多種多才

ですからね!

チイ:馬鹿ね、ダンプテイの趣味は、多種多菜でしょ!

趣味八手 おでん鍋かな 皆二流

と、いう感じで、素材は、肉も魚もない雑草ばっかしの二流鍋、不味くてしょうがない。

連れ合いは とうにほろ酔い おでん鍋

ハンプテイ:でもこんな親父、イタリアンに連れていけば、

喰い放題 ピザの八切り 独り占め

ダンプテイ:それにしても、この句、俗っぽい感じ、俳句としての雄大さ、厳粛さ、温かみ、希望がないね!

ハンプテイ:呆け親父も老ければ、見えるのは、寡黙な花八つ手の趣味ばかりで、

趣味もただ あれこれやの 八手蛸

どれも蛸のはっさんという具合で、時鳥もあっち向きで鳴きゃしない。

ほととぎす 八つ手の花に あっち向き 

ダンプテイ:花八つ手も手をかけて育てれば、こんなもの

言わねども 晩年が見ゆ 花八つ手 倉橋羊村

俳句は、いまだ、立子様には、到底及びませんから詩の方で、明るくバラを咲かせましょう。

題 ダリアの園

あのダリア このダリア 皆ダリア

ほほほのほの字の恋ダリア

ヤヤヤノヤの字の槍ダリア

ミテミテミテの見栄ダリヤ

香りと香りが喧嘩してダリア園は大騒動

あなたのダリアは私なの

私のダリアはおなたなの

ダリアの園は愛の園

皇帝ダリアが誘ってる

私の真心届けます

ハンプテイ:「恋だとか愛だとか」をダリアの園と結びつけるマンネリ表現ですわ!

ダンプテイが自慢するダリア王の花びらも色褪せて、哀れ、哀れ!

ダリア様 主役の奢り痛みつつ

薔薇姫を演ずる親父タカラジェンヌもとうとう引退時期ですね!

ダンプテイ:「老いた、老いた」と、言われますが、体力では若い者に負けますから、口だけは、達者にしておかないと、厳しい老後を切り抜けませんからね!

なびかせて 世渡り上手 花薄

ハンプテイ:それにつけるのは、

五月の鯉の くちばかりかな

口ばっかり大きくて、中身がないという鯉のぼり

チイ:さらに続けて、

風はらみ おなかいっぱい 鯉のぼり

中身がない駄洒落ばかりで、でまかせで世を渡るという処世術で、変身の早いこと、流石は、世渡り上手な枯れ薄

なびかせて 世渡り上手 花薄 岡田峰明

お兄様のように世渡りが上手であったほしいけど、

ダンプテイ:俺は河原の枯れ芒 同じお前も枯れ薄 

と、兄貴は思っているかもしれないけど、僕の枯れ芒は、芒でも銀芒、銀のようにキラキラとオーラで輝いています。

枯れてなほ 花でありたい 銀芒

ハンプテイ:月の夜の光る芒となるべきか 汀子

それとも

老いてなほ 今も立志ぞ 青芒  

と、まだまだ、おれは若いぞと、これからやりたいことが一杯と希望のある御発言、お口だけは、御立派で五月の鯉を空に見上げますわ!

去年今年 仰げば尊し 鯉のぼり

ダンプテイ:この俳句、重ね季となってるのが気になりますけど、何れにしても、こんなに褒めていただけるとは、冥利に尽きます

チイ:それにしても、オペラもできる、踊りもできると、大口のダンプテイ

試しに、ドンジョバンのどこか触りを聞かして欲しいわ、美しく胸を打つシーンが良いわ!

ダンプテイ:それでは、

デービィエーニアーラフイネーストアラ オミィーオテソーラーーー

デービィエーニア コンソラーヌいるぴあんとミーオ

チイ:何それ、イタリヤ語?全然わからない。

ダンプテイ:オペラは、イタリヤ語が常識!

これこそ、俗人にキャビア」と、いうことか?

翻訳すれば「窓に姿を見せておくれ、愛しい君よ!私の悩みを慰めておくれ!」

チイ:マーなんて軟な親父ですこと、それにしても随分とオペラのことまで、詳しいのね?

これって、部屋から誘い出して、誘惑する男の手の内で、このような助平親父をドンファンというけど、とても慰めなんて出来やしない、日本で言えば、「好色一代男」ってとこ!

ダンプテイ:ドンフアンは、スペインの人で、プレーポーイの代表みたいな人だけど、イタリアでは、ドンジョバーニ、好色男として登場する。

そして、恋女の乳である騎士団長を殺害してしまう。

ハンプテイ:このオペラを題材にしたのが村上春樹騎士団長殺しという作品ね!

ダンプテイ:このドンジョバーニーをシドニーオペラハウスで、マンドリンでの伴奏でのセレナーデを歌ったのが懐かしい。

この演技を見て下さい、羨ましいでしょ

 注:デイムーロが演ずるオペラ、ドンジョバーニー

チイ:マー大法螺まで吹いちゃって、嘘ばっかり、高松の田舎市民同好会では、主役でなく、ちょっぴり端役で出ただけなのに、オペラ界の帝王、フランチェスコデイムーロが演ずるオペラ「ドンジョバーニ」の写真なんか持ち出しちゃって!

オペラ観て またも綺麗な 嘘をつく

ダンプテイ:「3千円を落とした」は、嘘となるが「3億円を落とした」は、嘘にならない。

だって、誰もオペラハウスでオペラに出演したなんて誰も信じないから、嘘には、なりませんよ!

ドンジョバーニは、征服した女をカタログにするほどの女好き、そんなカタログもきっと法螺貝で溢れている。

ハンプテイ:でも、初デートでのオペラ観劇、最高のエロ場で、手を握るやり口よりもまだ、ましだけど!

あれこれと 思案の末に オペラに誘い

あっけらかんに 手を握るかな

チイ:初デートでオペラ見物、それとなく、逢引のセレナーデの曲に合わせて、そっと手を指し伸ばすのが助平男の常套手段

これで、助平ダンプテイも美女をものにしたと大法螺を吹く厭らしこと、この上ない。

ダンプテイ:「大法螺吹いるオッチョコチョイ親父」と、おっしゃるけど、大きなことを将来実現される期待の星でございます。

ハンプテイ:いえいえ、近所の皆さんがこの親父、いつかひどい失態をやらかすって評判だったけど、

終にやったのは、自転車で転倒して骨折だって、

「だから言ったじゃないの」 いつかしでかすって!

ダンプテイ:いやいや、これは、何時か世に出て大変でかいことをやる人という意味に解していたけど、これは、誤解もいいところでした。

それにしても、手を折るとは楽器奏者や物書きにとっては、不便なことを身に染みました

いかにせむ 物書きすさぶ 手を置きて

筆とることと 尻ぬぐうこと 宗長

ハンプテイ:マー物書きだって、文人ぶっちゃったりして、タケシの真似かしら!

ラソンとか、水泳とか、もっと体を鍛えてほしいは、転がってすぐに骨を折るような軟な旦那はゴミ箱いりよ!

チイ:本当にその汚い心を改めて頂きたいわね

田や沼や汚れた御身を改めて清らに住める白河の水

ダンプテイ:賄賂一色の田沼意次の汚れた心を清らかなものと御期待されているようですね!

それに、「文も武も」と、ブンブブンブの五月蠅のように煩さくて、仕方がない!

世の中は蚊ほど煩きものはなしぶんぶぶんぶと夜も寝られず

田沼政治の後の松平定信の統制政治が始まり、文武両道と世の中で騒いでいるが、「これが蚊のごとき、かほど煩いものはない」と、この狂歌のお落とし文があり、これは、太田南畝のでは、ないかと、お役人から尋問を受けたあと、南畝は、このような狂歌からは手を洗っている。

田沼政治も浅間山噴火等天変地変にみまわれてこれも田沼の悪政のせいだとされた。

砂や降る神代も聞かぬ田沼川米くれないに水もふるとは

ダンプテイ:確かに水清ければ魚清まずといいますね、

今日このころのケチ臭い世の中に比べてバブルの頃の夜遊びした頃のほうが良かったと懐かしんでおりますから

白河の清きに魚の住みかねて元の濁りの田沼恋しき

ハンプテイ:それにしてもこの南畝さん、お役人でありながら、狂句に明け暮れた粋な蜀山人、こんな狂句が面白い

止やまんとすれども の足しげく またもふみこむのぬかるみ 南畝

こんなことにならないよう、泥濘(ぬかるみ)には、ご用心してください。

ダンプテイ:股も踏み込む恋とやら、どんな恋でしょうか

それこそ泥沼の鯉ですね!