ハンプティのブログ

ハンプティ・ダンプティのように、いつもずっこけぶりを発揮しています。

ダンプテイ親父の山形思い出日記

ダンプテイの定年後のお勤めは、高松、京都、佐賀、神奈川と比較的温暖な地域だったけど、いきなり東北の田舎町、米沢という町に赴任することに決まってね、雪国は、サッポロへのスキー旅行程度の経験はなく、楽しみではあるが、不安一杯である。

特に、雪国での自動車運転は、苦手であるから、単身生活が心配の種である。

兎に角、現地にいってから、住居等を準備することにして、とりあえず、東京駅から、新幹線つばさに乗り込んだ。

米沢から米坂線に乗り換え、一駅の西米坂、昼間は2時間に一本というローカル線である。

福島県との県境にある吾妻山の峠を越えると、3月末だというのみ、そこは雪国の名残が

駅についてドアが開かないで、まごまごしていたら、学生さんが釦を押してくれて、やっとドアが開いて、無時に米沢に到着、兎にも角にも田舎の無人駅である。

駅に降りて、さて大学は、どちらかと、うろうろしていると、田舎の人は、何と優しいこと、

「どこまでらっしゃるの」と、車を止めて聞いてくれる。

行先をいうと、今、そちらの方角に行くところだと、後部座席に乗せて頂こととした。

いきなり親切な女性に巡り合えるとは、ラッキな出足である。

助手席には、娘さんで、大学の歩行に買い物に行く途中らしい。

初対面ですが、この辺りの見どころなどを聞いたりして、もう知り合いになった気分であるが、大学には、5分程度でついてしまうのが、名残惜しい。

誰も乗らない 降りるの独り

ボタンを押してドア開けて

無人の駅には、犬ばかり

誰を待つやら寂しそう

雪もチラチラチラついて

重たい荷物引き摺って

僕の行先どちらかな

ウロウロしてたら呼び止められて

なにしてだっちゃ おめえさん 

どこにいかれや どこまでや

そんなら一緒にサスケネー

どちみち行く道、途中ジャケン

ところで、赴任先は山形大学、米沢にある工学部であるが、元は、高専で歴史的には、明治の初めか、歴史を感じる煉瓦作りのただ住まい。

この古い建物は、大学の博物館というか、大学の研究器具等の歴史物が陳列してある。

吉本隆明もこの大学の卒業生らしいが、なんと、その経歴をみると、東京インクに勤務していたと、我が最初の勤務先と同じではないか、

こんな話は聞いたことがないと、思って調べてみたら、経歴書の間違いで東洋インクに努めていたのが正確の様で、資料館にしては、とんだ間違いを発見した。

住まいは、車を持たぬ身であるため、大学近くのマンションとしたが、何しろ、家具付きで、食事まかないがあるというのが、なによりで、大学まで、5分というのがなによりで、車無しでも通勤が問題とならないことからここに決めた。

早速、ハイカラーな小型自転車を購入して、あちこち米沢の街を散策しての街探索を開始した。

自転車での散策途中に雪がちらほら降り始め、相当、積もるような気配である。

すると、パトカーが追いかけてきて自動車の前に割り込みストップさせられた。

「何も悪いことしていないのに」と,訝ぶかっていると、こちらでは、雪が振っているときは自転車には乗っていけない条例がありますからとのこと!

「自転車には乗っている後から、雪に振られたんですよ」と、おまわりさんに反論すると、「それでは、自転車を曳いて歩いていきなさい」と、言われてしまい、

それ以上は、はいかしこまりましたである。

このことを、女房に話したら、雨でも自転車に乗ってはいけないのが、最近の常識だという。自転車での転倒による怪我が多いからの配慮であるらしい。

ところで、自転車に関しては、その後いくつかの災難にあった。

マンションの自転車置き場にいつもは鍵をかけて駐輪しているのであるが、ある日鍵をかけることを忘れていた。

「もしやもし」と、思ったが案の定自転車がない。

鍵をかけるのを忘れた途端に災難にあってしまったが、赤色のハイカラな愛車だから、諦めきれず大学の駐輪場や学内のアチコチの校舎近くに乗り捨ててある自転車を探し回ってみた。

もう見つからないだろうと、あきらめてはいたが、びっくり仰天である。

今朝、盗まれたはずの愛車が3号館の入り口に乗り捨ててあるではないか、どうも学生の仕業らしい。

怪しからん学生だから、犯人を見つけてとっちめて野郎と考えもしたが、何時間も自転車の晩をすることもできないので、合鍵を使って奪いかえすことにした。

民法上は、盗まれた物であっても奪いかえすときは、勝手にしてはいけないことになっているがやむを得ない。

それにしても、モラルが低い学生が居るもんである。

親から欲しいものを買い与えられ、苦労して物を買うという経験がないから、軽い気持ちで他人自転車を拝借しちゃう甘えの精神であろうか!

我々の子供時代とは、大違い、物が豊かになればなるほど、心は貧しくなっているように思われる。

そんな自転車親父ぶりの漫画を描いてみましたがどうですか、この漫画の雰囲気と、娘のチイに自慢すると、チイ、マーマーだけど、自転車じゃなくてオートバイじゃないかしら!

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「それでは、こんな漫画は、如何でしょう」と、今度は、漫画のスタイルを変えてカラーで挑戦。

雪の降る中を走って通勤してたから、こんなデブでも以外に速いのですよ!

と自慢すれば、マーなんという、豚奴と父親を豚扱い

曼殊沙華 みんな裸出し 大学教授

お腹もでかいけど乳部もほっくら、若秩父みたいなでっかい乳部もいやらしい。

と、デブとパクリは、大嫌いとのこと!

どうやら、この俳句、金子兜太さんの

曼殊沙華 みんな裸出し 秩父の子

の名句のパクリではないですか、とパクリが見破られてしまうから親父の面目もあったものではなく、学生にも文句は言えないでしょ!

とのご忠告

それでは、この大腹のダンプテイ親父を中心で泣く、大学の雪景色の中を中心にした絵にしてみました。

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饅頭みたいなお腹をしゃげているから

饅頭沙華 みんな出し 大学教授

と、娘も中々の洒落俳句をご披露される。 

「校舎の雪吹雪の中、キャンパスを走り抜けているには豚奴のお腹も立派ですが、この校舎の雪景色もなかなかのものですね」とお褒めの言葉

五月雨や 集めてはやし 最上川 芭蕉

のように,速やそうに、見えないけど!

と、山形での芭蕉の名句を披露されるから大した娘

いえいえ、こんなデブでも足は、達者なもんです。

山形大学の運動会では、走りに走って優勝し表彰されちゃいました。

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今時、職場の仲間と運動会だなんて、この大学ぐらい、運動会で汗を流した後は、ビールで乾杯して芋煮会なんて、ほかの大学では、有り得ない風土

「この運動会は、興譲高校のグランドで、上杉鷹山が謙虚な心を若者養うために興譲館の藩校を作った学校が、今も興譲高校として残されている伝統ある高校なんですよ」と、米沢赴任1年も満たないのに地元自慢をする法螺吹きダンプテイの正体がでてしまう。

そんな、田舎大学で、それも女子,子供相手の勝負じゃ話にならないわ!

それにしても、このナナサンの豚、走っても走つても今一歩、とても速そうには、思えませんね!

と、チイ

ダンプテイが73歳とは、よく覚えていただいている、その年齢でナナサンの振り分けられる黒髪をお褒めて頂いてのこと、もつべきものは、御金と娘でございます。

チイ:「馬鹿言っちゃいけません、オイッチョウカブの「ななさん」の豚、運動会の競争に出てもどうみても勝負にならないナナサンの豚奴

オイチョカブで勝負となれば、葱を背に負った鴨親父でございませんか

折角のかもの登場ですから四人家族がそろったところで、炬燵を囲んでのかけマージャンでも致しましょうか」と、ダンプテイ親父からの小遣い稼ぎのチイの魂胆

それは、困るとダンプテイの家系を管理する妻のハンプテイ

欲深き人の心と降る雪は

積もるにつれて道を誤る

鴨さんも欲がでてきて、国士無双の大物狙いばっかりで、積もっても積もっても,駄目パイばかり,そのうちに大三元を振り込んでしまったりして、娘のチイに、すっかり鴨にされるのが落ちですわ!

いっそのこと、この鴨親父、最上川の河川敷での芋煮会の材料にいたしましようよ!

鴨の群れ 葱を背負って 最上川 

「冗談は兎も角、米沢牛を使った最上川河川敷での市主催の芋煮会の芋は、美味しかったですね!」と、ハンプテイ

それにしても、このダンプテイの姿を見てよ!

芋煮会 みんな腹出し 最上川

この漫画をみて、「自慢の芋も鍋に提供されちゃったもなしら!」

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肝心の芋がないじゃないですか!と、チイの観察の視点も鋭い娘

ご冗談もほどほどに、

ところで、芋煮会の芋も中々、おいしかったけど、最上川の河川敷での米沢牛肉祭りの焼肉ステーキ、山形牛もおいしいけど、米沢牛

ステーキ祭 朝まで開催 万愚節  だいあ

チイ:牛肉祭りを朝まで食べるってことは、四月馬鹿の万愚節だから嘘ということよね!

でもチイは、牛肉食べ放題よりも、甘いもの食べ放題のほうが良いわ!

米沢の峠茶屋で食べたズンダ餅は、豆打餅と言って、山形のダダチャ枝豆を原料としていて、ほのかな大豆の臭いがたまらない!

ハンプテイは、お腹に持たれないあっさり系の淡雪なんかが好みにあうけど!

お茶庭につもるお菓子の淡雪も春のものとて

はらにつもらず

お茶席に出された淡雪菓子、春ものですから、この淡雪の庭のように腹にも庭にもつもりませんね とでも訳すのかしら!

ここはダンプテイ、山形だから、やっぱり、地元のお菓子をいただかなくちゃ、土産話にもならない。

緑ほんのり色香を残し峠の茶屋のダダチャ餅

福島から米沢に向かう山越えの新幹線も通るという、山越えの峠の無人駅は、真に魔訶不思議な駅である。

駅の周辺には、ダダチャ餅が食べられるお店があるくらいで何もない山の中、観光客だってわざわざこんなところには来ないだろうし、来たとしても、ダンプテイみたいな物好きかマタギがお茶を飲みに来る程度だけど!

そんなこと言って、米沢の名物を御馳走するからって、わざわざ、この峠の茶屋にチイを連れてきたのは、どなただったかしら!

でも福島から米沢に向かう難所の一つがこの峠道、今では新幹線が無人駅舎「峠」を通過していくという違和感が面白いら、一度この峠茶屋をとおもっていたわけですよ、ハンプテイのドライバーつきでないと、運転が得意でないダンプテイ独りでは、こんな山奥には、来られませんから

この峠を過ぎれば、米沢盆地が開け、羽黒三山やら吾妻山、山連峰等が望め

登山道 暗きを出れば 青葉風

チイ:この峠の宿で、一息入れて、山形名産のダダチャ餅をダンプテイが頂く訳ね!

山々を 眺め尽くして だだちゃ餅 

ハンプテイ:眺め尽くすとは、ダンプテイにとっては、それ以上太らないように、ただただ、目の前に山盛りしたお餅を眺めているだけってことですわ!

この句には、こんな付けが良いですわ

緑ほんのり 色香を残し

チイ:嫌だ、ダダチャ(親父)に色香だなんて、

ダンプテイ:山形では、ダダチャとは、親父のことをいうんですか!

だだちゃ餅 食べて馴染みし 出羽言葉

ダンプテイ:出羽言葉といえば、地元の人の会話が面白い

Aさん:きんにょうは馬鹿みだいなことしてだっちゃ

Bさん:おめさんに、いや、ぶじょうほうした

なんもサスケネー

Aさん:おしょうしな、おしょうしな

チイ:山形方言まで紹介して頂いて、それこそ、おしょうしな

それでは、お礼にチイからもダダチャ様に一句差し上げるわ!

ダダチャ ダダッコ親父 ダダチャ腹

ダンプテイ:何を、またまた、ダダダダとダンプテイを馬鹿にしおって!

こんな出っ腹ダンプテイも東京から赴任された新人教師だと、田舎の奥様方からは、ななかのもて男でしたから馬鹿にしてはいけません!

チイ:夕立や 駄々っ子教師 おお暴れ

と、いうことかしら!

それでは、その駄々っ子ダンプテイ親父の暴れぶりを聞かせてもらえないかしら?

なんと亭主 変わった恋は ござらんか 

恋で大暴れとは、ドンキホーテではございませんか

それではチイからのお尋ねあれば、ダンプテイ先生、恥ずかしながら答えましょう。

単身の赴任で土曜と日曜は、時間を持て余し6畳一間の侘住まいでは寂しく、あちこちと自転車に乗ってでかけていた。

マンションから眼と鼻の先にあった山の麓まで、私的な出会いがないかと、胸をワクワクときめかしながらペタルを漕いで行った。

吾妻山の麓を過ぎて行くと、そこには、林檎園、林檎がタワワに実っている。

でも、台風のせいか、林檎の実がたくさん木の下に落ちててね!

旅の恥はかきすて、落ちていた林檎を一つ拾って、齧り付いちゃった。

本当に、この食いしん坊、辛抱できない、いやしん坊のダンプテイ

林檎の実が落ちている

誰にも愛されずに捨てられて

このまま朽ちていくのかな

一つ拾って 唇にあててみた

ほのかな甘い匂いがした

なんだか嬉しそう 拾われし林檎一つ

ダンプテイ:マンションの一人住まいはわびしいもの、休日となれば、狭い部屋での生活は、辛抱できません、早速に愛車の自転車で飛び出していく。

米沢駅から西米沢駅まで一駅いくと、駅舎で囲碁教室が開かれている。

林檎を数個買い求め、囲碁仲間にお土産と差し上げて、囲碁をして寒い冬を過ごしておりました。

秋の錦を脱ぎ変えて

今は鹿の子の吾妻山

ちらちら雪のリンゴ園

西米沢の無人

降るなら積もれ雪だるま

ダルマストープあったかい

囲碁で遊んで雪味酒

地元の囲碁仲間にも知り合いとなって、

囲碁を楽しんだり、俳句を作ったり

ちょっと尿意をもようしたら、駅舎の裏の雪の山にジョ-ンと垂れれば、湯気昇るという悪戯もこんな雪国ならでは、

掻き氷のように、ぽっかり黄色の穴が開く

真直ぐな 小便穴や 雪の門 一茶

チイ:マー嫌だ、ダンプテイの立小便

シンガポールだったら、

初雪や 此の小便は 何奴ぞ 其角

罰金5万円ばかりかしら?

シンガポールでは雪はなかったかしら!

こんな小便臭い俳句を作っちゃったりしてチイとしたことが!

ダンプテイの囲碁をテーマにしての俳句をお願いしますよ!

それでは、ダンプテイの駄句ですが、一句、二句

日脚伸ぶ 囲碁はいかがと ペタル踏む

二局終え もう一曲と 日脚伸ぶ

すい(酸い)林檎 齧じりて囲碁の 一手得る

チイ:酸い林檎だなんて、甘い恋林檎のダンプテイの恋話は、ないのかしら?

ダンプテイ:少しだけ、遠くまで自転車に乗って、足を延ばすと、ダリア園もあって、様々なダリアが赤く咲いていた。

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ダリア園には、温泉もあって、温泉の後の花見も乙なもの

ダリアを眺めていると、何と、最初に西米沢駅で車で大学まで案内してくれたお姉さんが、ダリアの世話をされている。

「アラー、こんなところで」と、この髭面を覚えて頂いたようで、何年ぶり遭った友人のような気もして嬉しくなってしまう。

早速、この姉さんに林檎を一つ如何と、差し出して一緒に食べました。

春の園 くれない匂ふダリヤ園 した照る道に いで立つ乙女

注:元歌は、春の園くれない匂ふ桃の花 した下照る道にいで立つ乙女 大伴家持

題 ダリア園での林檎の歌

ダリアダリアのダリア園

見知らぬ娘と林檎を食べた

甘い蜜香の漂う林檎

ダリアの香りを織り交ぜて

娘のホッペはダリア色

こんなダリアとランデブー

チイ:ダリア園で、毒林檎を食わして、乙女を眠りに持ち込みダンプティの世界に引き込もうする魂胆ですか!

ダンプテイ:滅相もございません。、そんなアダムとイブに毒林檎を食べさせたのは、蛇男ではございません。

そんな、悪戯な手順を踏まなくても、一言甘い言葉をかけて、手を握るだけでコケッコ、ケッコーでございます。

チイ:コロッケ コロッケ コケコッコー

もう、これ以上、ダンプテイとの会話は、チイは、もうケッコーでございます。

ダンプテイ:コロッケ コロッケ 今日もコロッケ 明日もコロッケ もうケッコウ

って、語呂合わせ歌があったけど、その乙女とは、上杉神社までお連れして米沢牛を使った、コロッケをごちそうして、さよならしちゃった。

チイ:「それっきりそれっきりそれっきりーでした-」という歌ではないけど、それでおア割ということじゃ恋話にはなりやしない

そういえば、ダンプテイも、単身赴任中に、随分と彼方此方の温泉を楽しんだというじゃない!

ダンプテイ:今おもいだすだけでも、銀山温泉蔵王温泉、上山温泉、赤湯温泉、小野川温泉、白布温泉と一寸、日本海側に足を延ばして、あつみ温泉湯田川温泉

ハンプテイ:マアー、ダンプテイ一人の温泉では、お寂しいことだったでしょうけど!

ダンプテイ:銀山温泉あつみ温泉小野川温泉は、ハンプテイと一緒の愛の夫婦風呂では、なかったですか!

しかも、姥湯温泉など、おばばさんが入浴するにぴったりの名前、その場所といったら、車で標高1300mも山路に入り込んで、更に徒歩で谷底にあるトホホの秘境の湯

とても婆さんは、行けない秘湯でしたね!

ハンプテイ:マアーこんな老いぼれダンプテイと一緒では、愛の夫婦風呂何て,気分では、ございませんでしたけど!

チイ:私達ロンとチイも誘って頂ければ良かったのに

ダンプテイ:そう言えば、小野川温泉旅館の愛の文字は、米沢藩主、「上杉兼続が兜に掲げたのは、愛でした。

愛染明王で、男女の愛欲たる性合を悟りの境地とする真言宗立川流に関係する仏で、天狗を軍神とする愛宕神社にもつながるものと、されていますね

ハンプテイ:愛宕神社は火除け神で、勝軍地蔵が、奥の院(現 若宮)に愛宕山天狗の太郎坊が祀られていることから、戦場に赴くさいには愛宕神社に詣でるとされていましたね!

注:勝軍地蔵が、奥の院(現 若宮)に愛宕山天狗の太郎坊が祀られ

それに、愛宕神社は、恋愛成就に霊験ありと信仰されていますけど、

チイ:我が家では、愛のロマンスなんて、もう関係ございませんけど!

ダンプテイ:そんなこと言ったら旦那様には、可哀そうですよ!

愛しあう2人にとっては、愛は、結婚した後も永遠のテーマですから

それに、この温泉は、とっておきの愛を育む場所なんですよ!

ロン:温泉で人生を語るには、とびきりいい女

でないと!

雪見湯で 人生語る 良き乙女

チイ:温泉で優しさに浸るには特別に良い男

でないと!

それにしても、恩さんは、愛を育む場所だなんて、チイのハートに突き刺さる励ましのお言葉、大切にしたいわ!

でもこの愛の兜で遊んでいる親父は誰れなのかしら?

これは、これは、とんだ失礼おば、ダンプテイが申し上げました。

ところで、小野小町がこの地に来て、病に疲れて倒れて休んだというのが小町の休み石だそうだけど、この温泉に7日程、入浴して回復したという謂れがありますね!

ハンプテイ:いずれにしても、出羽の国に戻っての哀れな最後であったとされていますね、

様々に品かわりたる恋をして 凡兆

浮世の果ては 皆小町なり 芭蕉

女は,若いときは、様々なる恋をするけど、歳をとれば、みんな小野小町のような老醜をさらして死んでいく、そんな老婆には,ハンプテイは、なりたくないですね!

鴨長命の無明抄には、在原業平が東北を旅していたときに、の中に歌う者があり、

秋風の吹くにつけてもあな目あな目(嗚呼眼が痛い)

周りを探しても人は、いないが、死人の髑髏の顔があり、その眼から枯れ薄が一本、風いなびいて生えていた。

ある人が言うには、小野小町がこの地で命終わったと、それは小町の首ではないかと

そこで、業平、下の句を

をのとは言わず薄生えたり

小野小町の老年に関しては、いろんな説があって不確かですけど、小町のでは、出羽の国で、二人姉妹で、美人であったために卯女として京に出てきたとされ、妹だから小町という名前がつけられたそうなので、生まれ故郷の出羽に戻ったというのが本当なように思いますね!

この小野川温泉は、美人になれる湯と言われていますから、チイにぴったりの湯でございますよ!

チイ:もう、とっくに美人だから、そんなことより、雪見温泉,雪景色を見ながら湯の中の温もりがいいのよね 

混浴の 灯ともし 雪化粧

キュウキュキュキュ雪を喰らうや下駄の跡

お湯に浸った後に暖か蕎麦を食べるのも乙なもの

ダンプテイ:そういえば、米沢は蕎麦の街、あちこちに蕎麦畑があって、白い花が咲いている。

チイ:そういえば、米沢の蕎麦街道には、一緒にでかけたわね!

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固めの走り蕎麦は、とっても美味しく、ダンプテイは、ついつい、お替り

名物の 蕎麦の味さえ 名残雪

つい食べ過ぎに そばは用心

ダンプテイ:蕎麦は栄養価が少ないといっても大盛、お替りでは、太っちょダンプテイにとっては蕎麦用心というわけですね!

蕎麦湯にも それと分かる香 走り蕎麦 伊藤トキノ

それに、米沢の山の麓を走る線路脇に広がる蕎麦畑の白い花は雪のように美しかった。

単線に なだれて蕎麦の 花斜面 上田五千石

ダンプテイ:これに続くのはこのフレーズね!

体冷え 東北蕎麦の 花盛り 

元句: 人体冷え 東北白い 花盛り 金子兜太

漢詩風には

独出門前望野田 月明蕎麦花如雪  白虚居

ダンプテイ:米沢の本格的な蕎麦もいいけど、庶民には、蕎麦といえば、狸か狐、チイとロンは、狐か狸かな、どちらかな?

化かし合い 狸か狐か 蕎麦の仲

チイ:嫌だわ!私達、そんな化かしあいの冷たい仲では、なくってよ!

寒いのは、懐だけよ!

きみと僕 寒い懐 そばが良い

ダンプテイ:だから、抱き合っていれば温かいというわけ!

こんな歌をチイとロンに歌ってあげますわ

そばにいてくれるだけでいい

黙っていてもいいんだよ

僕のほころびぬえるのは

同じこころの傷を持つ

おまえのほかに だれもない

そばにいてくれるだけでいい

        岩谷時子 おまえに

チイ:「そばはそばでも旦那様とのそば」ですか、「ごちそう様でーす」

ロン:いえいえ、旦那様のそばならいいけど、ロンは、今ではチイの尻の下ですからもってのほかですよ!

朝飯は もってのほかと 尻の下

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ダンプテイ:これは、これは、旦那様がペチャンコになった台無し状態、朝飯もつくってもらえないとは、可哀そう!

我が家では、娘をこんな狼女にした躾けは、したつもりないけど、これはどうしたことか?

チイ:マー、そんなこといって、この証拠写真を見てよ、可哀そうにママを驢馬に仕立ててるじゃないの!

それに、この俳句のもってのほかは、山形名産の食用菊のことですから誤解しなでね! 

ダンプテイ:それなら安心だけど、それにしても、昔の二人の仲良しランデブーは、どうなったのか、心配ですね!

チイ:なによ、この盗撮野郎のパパラッチ!

ダンプテイ:パパラッチとは、有名人のスクープ写真のこと、素人娘には、使いませんから念のため!

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チイとロンは、仲良く御手手をつないでのランデブー、少しばかり、羨ましいが、そっと内緒で後ろから撮影した後、御尻を少しばかりグラマーに加工して、花を添えて見栄えを良くしてサービスさせて頂きました。

チイのお尻鞄は、花がかざってあるが、これが、モンロー御尻の後ろについているので、花がゆらゆらと揺れている。

相寄って 歩く二人に 花揺れる

手を繋ぐ 二人の夢は、薔薇の園

ハンプテイ:わたしのそばには、あなたがいるの」と仲良しランデブー、ふれあいのそばで、御馳走さまですわ!

悲しみに出会うたび

あの人を思い出す

こんなときそばにいて

肩を抱いてほしいと 山川啓介 ふれあい

チイ:あなたのそばには,愛するチイがいるのに、

あの人って、誰なのかしら?

ロン:いやいや、これは、長期出張でチイを思い出しての歌ですよ

ダンプテイ:これは,これは、蕎麦が茹で上がりすぎます

チイとロン ご馳走様です 蕎麦二杯

ダンプテイ:ところで、雪の米沢は、蕎麦屋さんも休業というところが多くて、雪の期間は、家の中での鷽人形の彫りとか三平コケシ作りとか民芸品作りも盛んな街

ハンプテイ:冬は雪深いこの地の産業新興として鷹山が進めた政策ですね、そのほかにも、天童市の将棋の駒作りもありますね!

このような木工産業は、鳴子のこけし人形も盛んとなっていますね

雛壇に 夫婦こけしの 細目かな

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ダンプテイ:外は雪がちらちら、家の中では仲良くこけし作りを夫婦でなんて、家族の絆も深まりますが、ダンプテイは、単身赴任、一人寂しく米沢での侘び住まいでした。

雪が少しだけ降ってきた フワフワ

どんどん降っててき ブワブワ

小山は、モッコり モッコリ

白ばっかし 白ばっかし シンシン

静かに 静かに 鳥が一羽だけ スースー 

題 冬の米沢生活の歌

雪路ポンコ粉雪コンコ雪かき汗かき雪落とし

牛鍋食べよとでかけてみたら

鷹山藩主は雪被り 贅沢いかんと叱ってる

冬の蕎麦屋はお休みさ

鯉の甘煮に冷や酒つけて

酔って囲碁すりゃ

その手はくわなの負けいくさ

三平こけしも笑ってる

ハンプテイ:この詩は雪国の雪の寒さが伝わってくるけど温もりも感じられるわ!

内村正也の

雪の降る町を 想い出だけが通り過ぎていく

という懐かしい街、米沢!

題:雪降る米沢

雪は、コンコン友は来ぬ

寂しさ誘う雪の街

懐に僅かの金を忍ばせて

新雪を踏みしめさくさくと

あの道この道も雪の道

あの人この人知らぬ人

犬ころさえも猫さえも

古びた喫茶店に立ち寄った

コーヒーはなによりの御馳走だ

おまけにじゃじゃ豆饅頭を百円で

ポケットに10円硬貨が二つ寂しそう

帰りに三平こけしにさよならをした

ダンプテイ:寒い雪の日には、西米沢まで出かけて、駅舎の中にあった、囲碁を楽しみました。

自画像は 夜汽車の小窓 息白し

無人駅 一人降りれば 雪明かり

その駅は、無人駅だが、村人が集まってくる。

酒チビと ダルマスト-ブ 囲碁一手

フィリピンから来たという娘が甘酒を出してくれたが、日本語も上手で、この囲碁センターの世話をしているという。

フィリピンと 国籍答ふ 甘酒女

チビチビと甘酒を頂きながら、このフィルピン娘と雑談をして楽しむ。

また、地元の農夫の泥でまみれた皺くちゃ手の叔父さん達との囲碁も楽しい。

囲炉裏火に 無言で過ぎる 囲碁がたき

外は、どんどん雪が降り積もる。

河に振る雪 に溶け

山に降る雪 綿布団

街に振る雪 屋根ポンポ

吾に降る雪 腹ぽんぽ

手無し足無し 雪達磨

こんな寒い日は、地元の農夫の泥で祖蹴られた皺くちゃ手の叔父さん達とダルマスト-プに温まっての碁も楽しい。

米沢のあれこれ囲碁の友集め 

我が騙し手は ついに知れつつ

いくつになっても

勝って嬉しい花一匁負けて

悔しいお前は要らん

碁敵は、憎さも憎 懐かしき

である

チイ:米沢といったら、やっぱし米沢牛のステーキもいいけど、こんな雪降る寒い日は、何と言っても牛鍋ね!

ダンプテイ:牛鍋なんて懐かしい、今なら、すき焼きだと言うんでしょうけど!

そういえば、牛鍋というタイトルの森鴎外の小説がありましたね、それに安愚楽鍋という小説もあるけど、胡坐して鍋をつつくなんてことも昔は、よくあったそうね!

戦中、戦後に育ち盛りであった撲の家では、めったに、牛鍋は、食べなかったけど、裏山で捕れたマッタケを一杯入れての牛鍋は、最高のご馳走でしたね。

近所に匂いが届かないように気を遣って、しっかり戸締りをして食べていたことを想いだします。

ハンプテイ:贅沢をしていると近所から睨まれるのが心配だったわけね!

この頃の道徳は、

上みれば欲しい欲しいの星ばかり 下見て暮らせ世の中の人

ダンプテイ:我が家では道徳科学とか言って、モラロージュの会に入って、我が家での道徳説話会なんかを開いた程でしたから、道徳に煩かったのですよ!

ハンプテイ:芥川竜之介は、「道徳なんて」と馬鹿にしていましたけどね!

チイ:芥川の朱儒の言葉という小説に出てくる話しね!

「我々を支配する道徳は、資本主義に毒された封建時代の道徳であり、我々の殆どは、その損害の他に何の恩恵も受けていない」なんて、道徳を悪としている。

ハンプテイ:「みだりに道徳に屈する者は、臆病者か怠けものだ」なんて、言っている。

ダンプテイ:芥川龍之介の世界と一般民との間では、随分と道徳に関する見方が違っていた訳ですね!

近所との間でのみだらな争いを避けるための心づかいが、道徳の一つだったと思うけど、北朝鮮、韓国、それに中国と日本との関係のも道徳教育が欠けている。

ところで話を戻して、漱石は、胃の病に悩んでいたが、牛鍋が好きなようで、正岡子規と牛鍋を食べて、たら腹主義を実行せし時こそ、愉快なりしか」と言っている。

その時、子規が読んだ句が 

酒飲んで一日秋を忘れけり がある。

米沢の雪の中での生活、あの最上川と吾妻山、月山、湯殿山等の景色は忘れられませんね!

最上川の流れに沿ってそびえる雪景色の連山

連山に 沿って秋雲 最上川

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そして、蕎麦畑の中に誰もいない無人

鉄橋を 見越す夕焼け 無人

こんな懐かしい米沢も二年で去ることとなった。

最上川 さらば吾妻よ 雪の街

また来しことを 誓いて去らん

烏帽子山桜は、特に美しい。

ここの桜は薄紅色で美しく西行も句にしている。

たぐいなき 思い出羽の桜かな

薄紅の花の匂ひは 西行

都会の花見と違って、人がまばらで静かな雰囲気がいいですね!

どんちゃん騒ぎでは、花見の気分もわきませんから

それにお花見に三拍子といえば、団子と温泉

烏帽子山の直ぐ近くには、赤湯温泉の温泉に入って、ここの名物の赤湯の餅が食べられる。

この近くには、上山温泉、銀傘温泉、蔵王温泉、白布温泉等温泉の宝庫といっていい。

ハンプテイ:吾妻山の麓には白布温泉があって、家族一緒に車まで湯治にいったけど、真夏だというのに涼しくて、星空も美しい

白布涼し 吾妻の なほ満てる

米沢からは、白布温泉行のバスに乗れば30分程度で温泉宿に行ける。

ここで、昔からある東屋というひなびた老舗の宿にとまった。

ここからは、スキー場として整備されたロープウエーがあり、それに乗って、随分山奥に行くことができる。

夏に行っても新緑の木々を足元に眺めながらの宇宙飛行は快適である。

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ロープウエーの終点には、安全の鐘が吊るしてあり、遭難者が出たときに鐘を鳴らして道案内とするらしい。

ここからは、登山道となるが、熊が出るから要注意とある。

熊に襲われて下半身を食いちぎられたりしたらこんな姿でとトリック写真を作成した。

チイ:トリック写真ではなくて、酒の飲み過ぎでポックリと、あの世行のトックリ写真じゃないかしら

ダンプテイ:ポックリとあの世行のダンプテイにさせられましたけど、マー、トリックでもポックリでもかまいませんが、話を続けます。

鈴を腰につけていく登山客と一緒に山にのぼることとした。

熊よけの 続く鈴音 登山道

無事に目的の頂にたどり着き、麓で買ってきたおにぎりに齧り付く

ここでもトリックで空飛ぶ男となって、天空からの観覧とあいなった。

ハンプテイ:天空を舞うといえば、秋田の竿灯まつり、竹に吊るした提灯の灯が天空に舞い揺れるのは、美しい。

それに、青森のねぶた祭と山形の花笠踊りと東北の夏は、にぎやかですね!

ダンプテイ;山形は、何といっても花笠踊りで、上杉神社では、花笠踊りの女性の踊り行列ができる女性の祭りで、ねぶた祭りや山笠踊り等男性飾がないわね!

ハンプテイ:山形の男どもは、河原での武者の戦場行事や、武者行列なんかがありますね!

夏の花火もありますが、米沢花火は、しけたもので、花火が上がる前に、花火提供者の宣伝がその都度、放送されて、風流さが無い。

それに比べて、大曲の花火は見事ですね!

空が燃え、火が舞う、山が燃え

空に舞い野に舞う 踊子の乱舞

鳴り響く 乱舞の伴奏よ

ドドドド、パチパチパパチ

この大地の叫び 魂の叫び

大曲の花火見物のとき、寝転がって気持ちよく見物をしていると、前に大きな御尻をした叔母さんが寝転がって、

横座り 覗かせて 花火かな

ならまだしも

どっかりと陣取ってしまって、西瓜のような尻見物となってしまう。

横座り 河馬の尻あり 花火かな

われも負けずと花火の前に寝転がり悪戯をすることとした。

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チイ:嫌だ、この山の形の曲がり具合、こんな大曲の花火と一緒に全国公開したら、ネット炎上で、頭真っ青ですよ!

大花火 藍より青し 大曲

ハンプテイ:西瓜で思い出すのは、銀山温泉の帰りに寄った尾羽沢の道端で食べた西瓜の甘さね!

ダンプテイ:芭蕉も全国あちこちに俳句の弟子や知り合いがいて、旅先では、世話になっている。

芭蕉は尾羽沢で10泊もしているが、これは、尾羽沢の紅花商人で俳人でもあった鈴木清風のもてなしによるもので、芭蕉は、清風のことを、「富める者なれども卑しからず」と評している。

清風に4句を挨拶句としていますが、その中には

寂しさを我が宿にしてねまるなり

眉ひきを面影にして紅の花

蚕養する人は古代の姿かな 等がある。

と、尾羽沢の繭と紅花の生産を旅枕にしている。

山形の紅花は、古来から口紅や化粧に使われ

京女を美しく、歌舞伎の女形を艶やかにして、日本文化を作り上げ、京都でも良く知られていたらしい。

行く末は 誰れ肌触れむ 紅の草花 芭蕉

と、芭蕉も句にしている。

そのたびに俳句をあいさつ句で作っておくりものとして旅をたのしんでいるが、この尾羽沢では、紅花商人に世話になっている。

チイ:蚤虱 馬の尿する 枕元 芭蕉

と歌っているけど、豪商の宿でも蚤虱がいたわけですね!

この蚤虱の俳句は、宿泊させて頂いたあいさつ句にしては、宿主には失礼だと思うけど、そんなこと気にしないのが芭蕉

ダンプテイ:こんな雰囲気の藁ぶき屋根家もちらほら見かける田舎である。

美味しい西瓜を尾羽沢でご馳走になった後は、さて、どこにいこうかとハンプテイと思案

西瓜割りぐらつきやすき決意かな 若井新一

そこで、思いだすは、芭蕉奥の細道の工程、山寺に向かうこととした。

山寺といったら、 

静けさや 岩に染み入る 蝉の声

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山寺の昼は静かに花吹雪

ところで、紅花の歴史は古く、既に源氏物語では、末摘花という姫として登場している。

だけど、この末摘花は醜い顔で、歌も下手な姫である。

現在は紅花、万葉集に登場するそうですね!

この紅花を広めたのは沢庵和尚だといわれますね、

大徳寺の和尚であった沢庵和尚さん、気骨のある坊さんで、大徳寺の住職や紫色の衣が決められる坊さんは幕府が決めるというは、幕府命令に異議を申し立てて、二代将軍の宗教行政に反発して起こした紫衣事件で上山に流罪となったそうで、この地の、紅花を用いて、沢庵を染めるのに使い、沢庵の発明と紅花の活用に貢献したとか、

紫衣で罪を被ったけれど、紅花の応用を広め、いまでは、紅衣の染付にも展開され、怪我の巧妙でしたね!

おかげで沢庵和尚として有名人になってしまった。

沢庵和尚の住処 上山温泉 

配流先である上山藩主の頼行は、沢庵の権力に与しない生き方と「心さえ潔白であれば身の苦しみなど何ともない」とする姿にうたれ、沢庵に草庵を寄進するなど厚く遇した。

沢庵はその草庵を春雨庵と名づけ、こよなく愛したといわれている。

三大将軍の家光は、これを詫び、家光の帰依を受け、沢庵のために東海寺が建てられた。

沢庵和尚さん、坊さんでありながら、遺言は、「葬式はだすな、奉じはするな、墓は作るな」だったそうである。

その墓地は、沢庵和尚が作った沢庵の漬物石となっているには、せめてもの沢庵和尚の遺言にそうものなのであろうか!

沢庵和尚もこんな名言を残している。 

「上山に流刑の身になっても、自分の利点に情けをもって」

人みな各々の得たる所一つあるものなり。その得る所をとりて,之を用ふるときは、則ち人を捨てず。

沢庵和尚には、こんな面白い逸話があります。

沢庵和尚は武蔵の国に在し、江戸も光圀公から

敬愛されて、江戸に帰ってこいと要請があった

沢庵は、これに応じる気配なく、

御意ならば かえりたくあん おもへども

江戸はいやいや むさし世の中 

と、返答したとか

ところで、上山といえば、この沢庵和尚記念館の他に見落とせないのが、JR茂吉記念館という駅があるほど、地元で人気なある茂吉である。斎藤茂吉の誕生の地であって、主たる活動は東京の青山精神科病院の院長であるが、老後はここに戻り、地元の多くの歌を残している。

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チイ:茂吉は、戦犯歌人とも「いわれ、多くの戦争賛歌の歌を残してると言われていますけど

ダンプテイ:そうですね、こんな和歌があります。

機関銃の音をはじめて聞きたりし東北兵をわれは思ほゆ

[戦争が始まると、予感は、していたものの、一億国民は踊りあがった。歌人もそれにもれず歌も武装した]等と茂吉は語っていたけど、直接的に戦争に賛同するようなものはないように、思われますね!

戦争中は、この地で多くの戦争和歌について、国からの要請にこたえてのもので、本位でなかったようですね!

死骸の如き累々と横たわる いたしかたなく 作れるものぞ

 と、茂吉の心境を歌にしている。

老年は、故郷の上の山で最後を終え,多くの「歌枕を残していますね

ながらえてあれば涙のいずるまで最上の川の春をおしらむ

最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも

このように、ダンプテイの新しい赴任先での春夏秋冬の季節は、めずらしいものが一杯で新鮮な一年を過ごすことができた。

ランランランドセルランニング(春)

    春がきたよと山笑う

ミンミンおみみにセミの声(夏)

    夏がきたよと山開く

カンカン鐘つきやカラスが啼いて(秋)

    秋がきたよと山燃える

チラチラ小雪もチラついて(冬)

    冬が来たよと山眠る

ハンプテイ:山に囲まれた米沢だから山の季語が活きているわね!

春は、上杉公園の桜まつりや赤湯温泉の桜公園の桜が美しい

夏は、蔵王温泉のお釜のあのエメラルド色の池

そして羽黒山の新緑の中の階段を上ったあとの五重の塔の美しい夏の景色

秋は最上川上流での川面に注ぐ紅葉

冬は、雪に覆われた上杉神社

吾妻山山系の景色

さて、米沢の単身赴任は、短じかかったが、雪国での生活は初めてで良き思い出となった、この生活を記念して詩を書いてみました。

一人暮らしの猫屋敷

ねずみごそごそ餌探し

外は真っ白 雪囲い

外へ出るのもおっくうで

泣きっ面に蜂が飛ぶ

蠅が手を擦る足を擦る

雪かき汗かき雪落とし

掃除洗濯料理まで

怠けものには嫌になる

嫌といえども独身者

なまけ生の毛怠け癖

ナニヌネなまの怠け癖

腐り腐ったものぐさの

太郎の家はごみ屋敷

太郎の家は雪コンコ

股間の毛玉コロコロと

 悩み抜けたる毛玉を集め

捨てた小窓に五月雨

髪もしらじら枯薄

極楽蜻蛉の成れの果て

全くもってその通り

大の字に寝てみたりけり 雪の峯 芭蕉

米沢で1年を過ごしてみると、冬の雪が厳しいだけ、春の桜が美しく、夏の緑も豊かなように思われる。

春、百花あり、秋月あり、夏涼風あり、冬雪あり、もし閑時の心頭にかかることなくんば、これ、人間の好時期

と、昔の書物に歌われたように、東北は、まことに、自然に満ち溢れたところである。

春は花、夏ほととぎす、秋は月、冬雪さえて冷やしかるけりと道元師匠の歌もありました。

春の訪連れが遅い米沢ですが、5月になれば、桜も、桃も多くの果物の花が一斉に咲きほころび、百花爛漫

有難いは 天に手を差し上げて神の恵みを頂くことの感謝

雪をいただく山、山のいただき、ありがたいは感謝の言葉、神からのいただきものは、まず山に、注ぐ雨の恵み、日の光、そして人の手に

感謝の願いは、ご馳走様、手と手を結び、ありがとう。

米沢駅の近くにに佐氏泉公園があって、その謂れは、佐藤忠信が産湯につかった泉だという。ここで忠信が誕生したということだが、

忠信は、平家物語にも登場し、屋島の合戦義経と共に活躍する。

謡曲でも忠則なる演目があり、頼朝から逃れるために吉野山山中で、ひとり、犠牲になって、義経の逃亡を成功させた。

自らは追っ手に対して切腹するかに見せかけて谷底に落ちて京へ逃げ延びた。

歌舞伎の演目には、碁盤忠則なる演目では、頼朝側の追っ手に碁盤を片手に大立ち振る舞いする名場面があります。

いざや我 虎穴に入らん 雪の朝 漱石

本来の面目如何雪達磨 漱石

限りなく 降る雪 何をもたらすや 西東三鬼

みちのくの雪深ければ雪女郎

雪当たりばったりと彼方此方であることとなる。

御仏に 抱かれて嬉し 雪がこい

何もかも 雪ばっかしの 無言かな

本来の面目いかん雪だるま 漱石

米沢には、鷹山の倹約の精神や改革の精神が残されているように思われる。

「為せば成る為さねばならぬ何事もーー」

の不屈の精神で、叱咤激励して財政を立てなお足、人を育てた。

それは、地域の食べ物を育てるように

成るか成らぬか 怠け柿

成らねと この枝成ぶっ切るぞ 白秋

赴任した米沢にある山形大学工学部である

先生方の新しい研究への取り組み、特に産学連携に関しては、全国的にも地方大学としては目覚ましいものがあり、その取り組みが注目されている。