ハンプティのブログ

ハンプティ・ダンプティのように、いつもずっこけぶりを発揮しています。

ダンウテイ親父の 恋の船旅

第34話:船の恋旅

船の旅ものんびりと、船デッキのデッキ椅子に腰を落として、ビールを飲みながら大海原を吹き抜ける風に肌を揺らしていたいですね!

船が知らない港街を 通りすぎていく

この絶景の額縁を自由に切り抜いて

シャッターを切れば、どれも美術品

絶景と私との船での出会い

この思い出を額縁の中に閉じ込め

最高の思い出を

今晩はフーマナイト

普段着られない礼服に身を包み

額縁の中にその姿を留めておこう

貴殿のお別れの思い出に

最高の思い出を

船中では、写真撮影会とやら、パチパチと写真を撮影して、船中に公開されちゃうから、堪ったものではないわ!」と、ハンプtレイは、愚痴をもらす。

だったら、最初から、「私し、写真お断り」と、言えば良いのに、カメラを向けられると、「私し、中々の女でしょ」なんて、気取ってポーズを取ったりしてるんだから」と、いえば、ハンプテイ、

ダンプテイだって、そうでしょ、

この写真を見てよ、いくら後期高齢者が多いからといって、「葬式の写真は、如何」と、言わんばかりに、「黒枠の窓から顔を出して下さい」と、まで注文されて、ポーズとってるのは、どなたかしら!

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すると、娘のチイも輪をかけて、「いっそう、その額縁の写真に黒いリボンをつけての遺影として使わさせて、頂きますわ、

茶髪に加工して、若々しい親父に変身させたりして、と生意気なことを言う。

さらに、マーいい歳こいて,チャンチャラですわ!

それに、ブルーのネクタイに揃いの腹巻なんて、ダンデイブッチャッテ!

水も零れる良い男 と、いうつもりかしら!

ところが、この額入り写真が役にたちましてね!

ちょうど、船旅行から帰ったら、ダンプテイの岐阜の実家で、兄弟姉妹の集まりをすることになってね、これは、いい機会だと、生前葬を上げちゃおうと、この黒額縁の写真を遺影として使わしてもらいました。

マー進歩的、生前葬だなんて、と娘のチイもびっくりである。

何しろ、ダンプテイは、六人兄弟の末っ子だから、平均年齢は、80歳を越えていましてね!

僕が亡くなる頃には、皆さん御足もよろしくなさそうで、東京まで葬式で呼ぶのもなんですからね、兄弟皆が元気のうちに、生前葬をしておこうと!

すると、チイ、「だったら、皆さん元気の内に、兄弟揃って、飛鳥での世界一周でのお別れ会というのも良いわね!

デッキで,ショパンの別れの歌なんかを聞きながら花びらを遺骨の代りに海に投げたりして!

なんて、勝手なことをおたまうではないか

そこで、こう娘に言ってやった。

「船の旅は、知らない人ばかり、一期一会の旅が良いんですよ、親戚ばっかりが集まって3か月も船で、タムロしてても、新鮮な話もなくなっちゃって、旅の意味が薄れてロマンチックな船での出会いも期待できませんし」

「でも、3か月もの船旅だと、新しい出会いもあるそうだし、デッキにもたれて、一人で、のんびりしてると、どこかの美しいご婦人が、隣の椅子席は,大丈夫ですかと、声をかけてきてくれたりしますしね」、

人には添ふてみよ  船には乗ってみよ

と、チイが船旅を勧める

しかし、そのご婦人、いろいろと身の内のことを語り始めて,聞きたくもない話を頷いて聞くのも嫌だが、中には、こんな話もあるそうですし、大勢が愛職の食事で同席しての会話で、こちらが、独り身で財産があると、悟ると、その後どこかで、ダンプテイを見つけると、近寄ってきて、どうかしら私」と、少し恥ずかしそうに」、声をかけてくる。

「どうかしらって、なにかしら」と、聞きなおした、ら私し、今の旦那に飽き飽きして、この旅行で誰か、所帯を一緒にするする素敵な男を探す旅なの!

離婚するつもりだけど、どうかしらと聞いてくる。

そんなこと、知っちゃいないよ!

と、思いつつも、フンフンと相槌を打たなくてはならず、ノンビリ旅もーーご破算になりかねない。

こんな船旅で、老いらくの恋が成立する確率は、ゼロに近いであろうが、お金持ちや寂しい思いをしているお茶飲み仲間を作るには、最高な場を提供してくれるのが船旅かもしれませんがね、いずれにしろ、そんな旅は経験していないから想像の話だけど、ひょっとしたら、想像以上にワンダフルな旅になるかもしれませんが

春めくる 世界めぐりの 鹿島立

ハンプテイは、といえば、

「クルーズ船での楽しみは、素性も経歴も知らない人と、相席となり、一緒に同じテーブルで団欒きることで、誰もダンプテイの過去なんぞ、知っている者は、いないから、つけるだけの法螺も嘘もつけるから心晴れ晴れじゃないの」と世界一周の旅は満更でもなさそうである。

そこには、何の損得勘定もなく、利害関係もなく語られ、出会いは、全て新鮮なのだそうである。

相逢不相識 (あいあいてあい知らず)

共語不知名 (共に語りて名を知らず

物ぐさな僕は、太平洋に船出した

筒状のガラスの中の帆船に乗って

ガラス瓶のふたを閉め

嵐が吹けど 怒涛の波にもまれようと

太平洋を渡る春うらら 海もうららに 船の影

そこで、一句

夏の海 光たいらに 島一つ

題:船出

ただ一人で飛鳥に乗った

振りかえればベイブリッジ

航跡が白く泡立ち

舳先は海を切り裂いていく

今、旅立の鐘がなっている

いく手は、蒼き一面の海原

新たな出会いが待っている

胸に熱き血潮が満ちてくる

そのように家族から船旅を勧められると、だんぷていの気持ちもかわってくる。

「船の旅は、男にとっては、長い間、世話になった奥様への最高のプレゼントかもしれない。

なにしろ、家事、選択等あらゆる主婦の仕事から解放されるから」船旅が良いと、いうのがご婦人からの評価らしいから

何十年も苦労してきた主婦の仕事には、男の仕事のように達成感が無いわけだから、せめての旦那の罪滅ぼしの船旅で、ご苦労さんと感謝もしたいし、これで、何十年の鬱憤を晴らしてもらえれば、段吾にとっては、お安い買い物かもしれませんね」とダンプテイが言えば、ハンプテイ

「なんと、お優しいお考え!」、船旅って、非日常的な世界だから、いろんな刺激あるパラダイスの世界が期待できるわね!

娘のチイも、ハンプテイを後押しするかのように、今は、昔の帆船と比較しても3か月で世界一周の旅が楽しめちゃうんだから、それも、飛行機の乗り継ぎもなく、フルコースの食事やオペラ等のエンタテイメントを楽しみながら世界の観光地まで運んでくれたりする。

「チイが留守番の役を引き受けるから、是非、豪華船の夫婦の旅をお勧めするわ!と、乗り気になっている。

ダンプテイもついつい、船でのパラダイス生活を夢見るようになった。

春の日差しをデッキは、浴び船は静かに進む

ひねもす 波が鳴り響く 謎の音楽を奏で

どこまでも果てしなく続く海と空との境界

海とは何だろう どこまでも続く ただ一色の海原

流れるは、次々と形を変えていく雲とそして波

一隻の船が今 旅人を知らない国へ連れていく

この心地良い不思議な世界

もう少し 俳句作ろう 日向ぼこ 上野章子

と俳句もたのしめるし、囲碁も楽しめる

そういえば、高浜虚子も海外に旅した頃は、帆船の時代だから大変な旅だったようだけど、多くの句を残している。

この暑さ 水夫狂わん 船や止まらん

旅は、非日常の生活から離れての出会いであり、新しい自分を発見することでもあり、人生にとって、かけがえのない最高のプレゼント!

花にサヨナラと言えば、人生これでサヨウナラ、花には次の春があるけど、ダンプテイには、次の春は、保証されていない。

もう、ダンプテイも人生でいえば、秋が過ぎて冬である。

ことごとに 悲しかりけり 老いの人 秋の心を愁というらむ

秋の空、秋の月、秋の風、秋の花

ダンプテイのような萎れれる身には、こんな秋の和歌は、心が身に滲み、こんな歌が似合います。

吹くからに 秋の草木のしをるるば、むべ山風を嵐というらむ 文屋康秀

 

そして、井伏鱒二

花に嵐の喩えもあるさ サヨナラだけが人生だ

このまま、人生の終末は、嫌だから、元気な内に世界旅行を楽しみたいと世界旅行に出かけることを決断した次第である

ところで、パパとママの初めての船旅で、3日間の飛鳥旅体験をしたそうだけど、お二人の変わった恋話は、ございませんか?

と、チイが夫婦の初めての船旅のことを質問してきた。

語るも涙、語るも可笑し 旅の物語でしたけど!

と、ダンプテイは話始めた。

お隣の紋チャン家では、何度も世界旅行を経験されていて、船旅の楽しみをさんざん聞かされているから、ハンプテイは、世界旅行を実現せんとする魂胆のようでしてね!

しかし、世界旅行で退職金の大半を使ってしまう気にもなれず、これが最後と覚悟を決め、田舎への盆休み帰宅を止めて横浜から、神戸までの一泊二日だけのクルーズツアーに参加することにした。

揺れも少なくホテルの一室のような快適さ、船の中での様々なイベントを楽しみながらの旅は快適である

この最後の世界旅行の記憶をしっかりと残しておかんと、船内の図書館、風呂、バー、デッキでの日焼け等初めての船の施設と、さまざまな体験を写真だけでもと撮影し、それを利用して日記にまとめ、世界旅行をしたかの如き写真付のエッセイを作る魂胆!

写真も一杯とり終わって、横浜港で最後の船旅のエンデングスナップと船をバックにしての晴れ姿をハンプテイに撮影させようとしたところ、フィルムディスクが満杯で写真が撮れない。

不要な写真を消そうとするも方法が分からない。

ハンプテイが

アンタ機械に弱いわね、それでも工学部卒業なさったの

と、生意気なことを言いつつ、カメラを取り上げて操作し始めた。

ところが、何と、「あっ失敗した全部写真消えちった」と、平気な平ちゃんの顔でおっしゃる。

これまでの模擬世界旅行をした気分の写真をと精一杯のポーズで撮った苦労も水の泡となって消えてしまった。

ああ、盆休みの田舎への盆帰りもしないで、この旅行をしたのに!

覆水の 盆に帰らず 船帰る

「ダンプティの水の泡になった船旅って、ソレッポッチのことで、大袈裟なじゃないの、

覆水盆にかえらず

なんて諺があったけど」と、チイの感想

さらに、「せっかくのお盆に子供(ダンプテイ)が帰らなくては、用意したお盆茄子も待ちきれず萎びてしまって、もう先も短いのに、可愛い孫を連れた息子夫婦の盆帰りがなかったら、田舎の「お婆さんが可哀そう!

お婆さんも萎びた茄子顔に涙を浮かべて、我が息子をと待ち焦がれておられたでしょうに

とチイが、田舎の御婆さんの気持ちを代弁してくれる。

ところで、思いでの船の旅の記憶も写真と共に泡と消え、盆帰りもできなかったが、ハンプテイ

茄子の襞 萎びて盆も なすすべもなし

「良いじゃないの、お盆は、来年もあるし、船旅も次の世界一周の船旅があるから」

と、ハンプテイもおっしゃって、まんまとハンプテイの策に引っかかった事件でしたね!

あわよくば 泡と消えずに 旅の夢

チイ:「愚か者は、金をもって死んでいくために貧乏暮らしをする、喜ぶのは、怠け者のどら息子だけ」と言うけど、金なんか残さなくっていいから、親父は、ハンプテイと世界旅行でも楽しんだら良いのよ!

と、娘も次の船旅は、世界一周よ、というハンプテイに賛成なようである。

ハンプテイ:の旅行計画は、

物一つ は軽き 我が世かな 芭蕉

のように、旅に出て、自分の財産は、何もかも使ってしまって、身は軽やかな人生という芭蕉の生き方で、身につけているものは、水を入れるための瓢一つという無一物で、心は晴れやか、子供にも何も残こしていかない身の軽さであるが、娘も賛成してくれることだし、

身も軽く それもまたよし 春船出

である。

さて、芭蕉の物一つの俳句、

瓢は、瓢箪のこと、男の陰嚢を意味するから わが一物は、この瓢箪とも解釈でき、「身に着けて死ぬのは、一物のオチンコだけ、それも萎びた茄子のように軽くなっている!」と、申せば、ハンプテイ、「いえいえ、まだまだ、こつぶだけど、賞味期限は、きてませんから、がんばっていただかないと」と、何を頑張れと申すのやら!

賞味期限とは、どうやら ,我が茄子のことらしく

粒選りの 民田なすや 出羽の膳 向笠千恵子

塩漬にすれば、美味しく頂けます。

と、申されるから、ビックリ

「ところで、良寛は、もっと、色気ある瓢の恋を句にしていますよ」と、良寛様まで飛び出す始末

わが恋は 瓢(ふくべ)で泥鰌 押すごとし 良寛

この瓢箪と泥鰌の取り合わせで、ノタリクタリ恋で、良寛の人生そのもの

春の海 ひねもす(終日)のたりのたりかな 蕪村

この蕪村の俳句は、まさに一休や一茶の生き方でもある。

糸瓜 揺れて一茶も来そうな日 加藤蒋

一休もこんなことを述べている。

人がこの世の中で手にとる金銀財産は

慈悲や情けや義理や恥など

人生喜怒哀楽で手に入れた物

清濁併せ呑んで稼いだ銭は

おのれ一代で使い切るものだよ 一休

ダンプテイ:この一休さんの考えは、すでに、徒然草にもありますね

名利(利益)に使はれて、静かなるいとまなく、一生を苦しむるこそ愚かなれ、財(たから)多ければ身を守るに貧(まど)し。

害を買い、累(わずらい)を招くなかだちなり。

身の後には金(こがね)をして北斗をささふとも、人のためにぞ、煩づらるべき。

愚かなる人の目を喜ろこばしむる楽しみ、またあぢきなし。

大きなる車、肥えたる馬、金玉(きんぎょく)の飾りも、心あらん人は、うたて愚かなりとぞ見るべき。

金(こがね)は山に捨て、玉は淵に投ぐべし。

利に惑ふは、すぐれて愚かなる人なり。

「ダンプテイも覚悟が出来ました。

50前の人生は、拾う時代、50からの後の人生は、捨てる時代ということですから、どんどん、捨てて、最後は身一つ」と、申せば、

娘のチイ、「それでは、妻も子供も、全て捨てるということですか」との質問

そうですよ、こんな名言にダンプテイは共感していますから

捨てなきゃいかん 子供を捨て、仕事を捨て、財を捨て 全て身からしていく 林覚雅

こんな生き方がダンプテイの理想ですね!

西行芭蕉も家族や親族を捨てて旅に出ました。

人は裸で産まれ裸で死んでいく

だから何事も自分の物思うべきでない

一切を棄てることが肝腎 一遍

なんて、言っている人もいましたね!

ハンプテイも、同調して

「身を軽くすれば欲も無くなるし、物に拘らなければ、心も軽くなるわね」と、申される。

題:物を捨てて心軽やか

物を持ったら 物苦しいやら物悲し

物が溜まり溜まって心は重荷

物の怪物の憂いや憂い

裸になれば心軽やか安心さ

迷いも無くて苦も無くて

欲を捨て心晴れ晴れ 春爛漫

「物を捨てれば心も軽く」ということは、よく分かりますね、そして、世俗の欲を捨てた漂泊の旅

糸瓜垂る 小欲知足の 隠居爺

ハンプテイの心晴れやかな気持ちがよく分かる。それでは、世界の旅も船に揺られての漂泊の旅をしましょうよ!と、相成った。

春はうららうらうら麗らかに

蝶々ひらひら舞い踊る

光きらきら煌めきて

心煌めく晴れ晴れと

「豊かな心が無ければ、金持ちも物乞いと、同じ」と、エマーソンは、言ってるけど、旅にでると、心が豊かになれるのよね!

この巨船の中に何千人の人を閉じ込めて

誰も互いに知らないものばかり

嫉妬、自慢、妬みのない心豊かな世界

今から、船は混沌の世界に変貌していく

知らない人のことが気になり、ひそひそ

妬み、嫉妬、自慢が船内を駆け巡る

日常の醜い世界が再燃し始める

愛し合い、憎しみ合い、妬みあう世界が

だから そっとしておきたい 他人の心

そこまで、そこまで、それ以上は駄目

だけど、老いて重荷を下ろすのは、いいけど、若いチイには、荷物を背負ってもらわねば、と娘に針を一刺し、さらに、ダンプテイ

「人の一生は重荷を負(おひ)て遠き道をゆくが如し

徳川家康の人生訓ですから

阿久悠さんも西條秀樹さんが20になった時に西郷に励ましの手紙を出しています。

西条秀樹様

「――法律や人道は、生きる権利を見おめて楽しく生きていく権利までは,保証してくれない。

楽しく生きられるかどうかは、20歳からの重荷の背負い方に掛かっている。

矛盾しているかのように思えるが、君が選ぶ荷物は、重ければ思いほど、楽しい」と、いうことである。

ダンプテイは、子供の重荷は、重ければ重いほど良いとも思わないが、親の財産があるからと、子供があてにするようでは、子供が自分自身で何も持てなくなるから、心配するわけで、だから、親は、自分たちが汗水たらして積み上げた財産は、できる出家自分たちで楽しんで使ったほうが良いと、ダンプテイは内心思うのである。

だから、ダンプテイは、十分に重い荷物を背負って歩いてきたから、これからは、その荷物も少しづつ下ろして楽しく生きていくという訳で、これからは、旅に出て楽しもうと

こんな、夫婦の世界の旅を決断してから早や5年も経てしまっていた。

娘のチイからも「ところで、ハンプテイが目論んでいた冥途の世界旅行の予定は、どうなっているのかしら?」と、わざわざ電話してきた。

ハンプテイがこたえるには、「ダンプテイの仕事もすべて終わって年金生活になったけど、意外に年金も少なくって、それに、世の中、不景気の風が吹き始めてるし、色々と税金も多くなって、不安が多くて、世界旅行もどうかななんて思い始めちゃったの」、それに、お隣の紋オバチャンが亡くなって、旦那の紋ちゃん、独り身の旅でつまらないから、一緒に世界旅行につれて行ってくれる話もあったけど、紋ちゃんが癌になってしまって、御破算になったの!

でも、ダンプティに仕事を頑張らせてるから、世界一周の夢も実現するかもしれないと、期待してるの」と、娘に答えている。

ダンプテイ:には、これまで、仕事頑張ってきたのに、これからも世界一周のために仕事させるのか?

お庭で、楽器を爪弾いたり、頭を休めて日向ぼっこして楽しもうと、思ってるのに!

山に金太郎 政に進次郎 予は昼寝

元:山に金太郎 野に金次郎 予は昼寝 三橋敏雄

と答えると、チイが「庭で日向ぼっこばっかりしたてたら干物人間になってしまうわ、やっぱり良い男は、体から汗が散り、生臭い匂いがするから良いのよ、これこそ人間が生きている証じゃないの!」と、生意気な口をきく。

ハンプテイも、「お土産のクサヤはありがたいけど枯れてしまったクサヤみたいな親父臭は、嫌だわ」と、親父をクサヤ扱い

友からの 旅の便りは クサヤかな

ダンプテイのクサヤではね、もう少し、生身で頑張ってくれれば、世界旅行もできてありがたいわ!」と、のたまう。

それこそ、仕事を辞めたら、ダンプテイは、

夏クサヤ 兵どもの 夢の跡 芭蕉

ということか

ダンプテイ「に働いて頂ければ、年金だって多く貰えるし、目標あっての人生よ、旦那には、頑張って仕事に励んでもらわなくては!

そうすれば、世界旅行で世界を駆け回るという夢も良いじゃない、勿論、ハンプテイも同伴だけど!

こんなことをハンプテイに言われては我慢なりません。世界の旅は、タスマニアで十分に堪能したでは、ないですか、クレードルマウンテンのトレッキングでは、ウオンバットハリネズミ、野生カンガルー等に出会えたし、クレードルマウンテンを背景にした揺籠での日向ぼっこは最高じゃなかったかな!

揺かごに  人生揺られ タスマニア

揺れ椅子や 遠き日本の 音軋む

ダンプテイだけの絵では、お世話になったチイに申し訳がないので、クレイドル山に棲息するチイ猿が私の揺籠を揺らす絵を付け加えてみました。

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今後もゆらゆらと我が藤椅子を揺らしてください。との言葉と、

ゆりかごの綱を 御猿さんが 揺~らすよ

ねんねこ ねんねこ ねんねこよ~ 北原白秋

と歌詞も付けて

すると、ついに、チイは、クレイドルモンキーにされちゃった。

北原白秋の歌は、木鼠だったはずけど、何故、チイは、猿なのかしら」と不服顔

それで、チイにいってやった。

いいじゃないですか、猿の方が鼠より格上ですから!

チイに揺籠を揺らしてもらって、日向ぼっこしながら、ビールを飲んでの大様気取り、こんな詩を作ってみました。

題:豪華船の旅

未だ試されぬ 全ての楽しみと喜びを

この大海の船に託して

いまだ知らぬ全ての真実と英知を

しかとこの大海に抱いて

吾が奪いし全ての魂と汗を

産まれたままの姿でこの大海に解き放ち

君は知るか 我が魂と汗の匂い

積み上げし年月を顧みて

今吾はその魂と汗をしかと胸に抱いて

今船出する果てしなき大海に向かって

引力を蹴飛ばして いざいかん 大海に

ハンプテイは、どうやら、世界旅行には未練がのこっているようで、「世界一周の船旅では、イベントの踊りや歌など楽しいもので、料理もなかなかの豪華、何よりも船旅の仲間との一緒に雑談しながらの食事は楽しいわ、それに、掃除、洗濯、食事の「御三どん」も開放されるから、いいことずくめよ」、オペラ観劇も楽しめる充実ぶりよ、

それに、ジャグジーもプールもあって、疲れたら、のんびりと甲板での日向ぼっこも心地良い。

願うこと 全て満たされ 宝船

海上の 南風静か 昼目覚

夏陽射し まるごと包む テラスかな

船中の大浴場は、全面の海の見晴し

鴎にも 見えて恥ずかし 船の風呂

と申される。

何をおっしゃいますかハンプテイ、掃除は、ルンバ、洗濯は、自動洗濯機、食事は、コンニビ弁当、ハンプテイは、ダンプテイの召使女見たいに犠牲になっていると、言わんばかりだけど、嘘ばっかし!

飛鳥

テレビの無い世界は心が豊かになる

きな臭い世界の出来事を聞くはウンザリ

見知らぬ人との会話が産まれ、世界が広がる

他人の過去の栄誉や栄光を聞くのは楽しい

独り大海を眺めているのは心が豊となる

船の中の一期一会を楽しもう

それに、久しぶりに女性の和服姿やモーニングの装いの豪華食事も楽しめる

帯ゆるく締めて夕餉や 夏の旅

ときめくる 船の装い 夏の夢

チイも「ダンプテイ爺さんも、若がえって新鮮な気分を船旅で過ごすのも良いじゃないかしら!

七十と三の若さよ 宝船  鷹羽狩行

チイがお留守番役かってもいいから 」と、ハンプテイに肩を持つ。

ダンプテイ:チイに俳句まで作って頂いて応援をして頂ければ、つい、その気になってきました。それでは、詩を一つ

船旅

吾ら自由人よ 幾世期も引き継がれてきた束縛と拘束から解き放たれて

今、世界の自由人にならんとする

高貴なる姿は、光喜と香気に満ち溢れ

今 世界の大海に船出せんとする

この詩を聞いて、ハンプテイ

「マアー随分と気分が乗ってこれらましたダンプテイ様、それに、沢山の詩作もできて、気分ルンルンね!」

詩の調子もでてきたようですからハンプテイと連句の掛け合いをしてみませんか」と、調子が良い!

老いてなお 船に遊んで老い暮れて:ハンプテイ

船に歌あり 俳句もあって:ダンプテイ

飛鳥の船だよ 弥生の旅よ: ハンプテイ

留守した自宅は 鼠の住家:ダンプテイ

芒の庭に 蜘蛛の巣かかり:ハンプテイ

いいさ泥棒 何にもないさ:ダンプテイ

余命いくばく なれになれ:ハンプテイ

船のキャビンが 我が城さ:ダンプテイ

これっえ、どうもロクンチックさが欠けていけますね!

それでは、再度詩にダンプテイは挑戦しましょう。

あるときは 英国貴族

タキシードに身を包み ダンプテイ

あるときは 余の人生めでたかり

自慢話をさりげなく:ハンプテイ

あるときは 友を求めて彼方此方と ダンプテイ

今日は、図書館、明日は読書かひと泳ぎ

それともバーで一杯 カラオケか

三番勝負の碁をもるか

それとも俳句三昧、詩を作る

旅出れば 花よ今宵は お前と一緒 ダンプテイ

と、おまけに、ハンプテイへのごますり俳句を句ワテやりましたら、ハンプテイもご機嫌

「最後の俳句の調子がとても良いわね、お酒を飲んでの台詞かしら?」、今晩は、一本、お調子追加ね!とお調子者である。

ダンプテイの顔もお酒のせいかもしれませんが、御顔もほんのり桜色

忍ぶれど 頬に出にけり 桃の花

ここで、ハンプテイ、「思いついたら決行だわ、 ダンプテイの気が変わらないうちに世界船旅の申し込みをしなくては

何事も なく旅に行く 浮き寝鳥

「ダンプティの門出は、もう終わりに近づいておられるからお元気な内に」とは、ハンプテイの一言余分でございました。

チイが、その失言を取り消すべく

そんなことは、ございませんわ、ダンプテイ。

高橋優さんもこんな唄を歌っていますから

やがて花が咲き終わる頃

花を纏った道 鮮やかに

散ってなほ また花になりたい

ところで、飛鳥の世界一周の旅は、100日間だし、日本人ばかりの旅、中には、連れ合いを探しにという人もいたりして、船中の恋も色々とあるらしいですね!

恥捨てて 船中ひそひそ 猫の恋

猫の恋とは、陽気がよくなって、子作り始まる季節、ミャミャーと鳴き声が聞こえる恋の季節

忘れられないの あの人が好きさ

青いシャツ着てさ 海を見つめてた

私は葉だしで 小さな貝の舟浮かべて泣いたの訳もないのみ 恋は私の恋は

曽良を染めて燃えたよ

死ぬまで私を一人にしないと

あの人は言った恋の季節 岩谷時子

 

そういえば、猫の恋に触発されて乙女がオナニーにふけるという菊川秀信の春画により猫の恋が春の季語になったとか、そうでないとかの議論があります、と飛んでもない、ことをダンプテイが発言して、我ながら恥ずかしい。

乙女も恋猫の交わいを見て、「どうにも止まらない」と、いうわけで、船の中では、独身者も多くて100日も過ごせば、ついつい、惚れた、惚れたに始まるという訳ですかね!

声をかける勇気がないと,ついつい、爺の自慰もというわけですか,それとも、勇気を絞って、船中で見つけた美人に、声をかける思い切りが必要となる。!

うらやまし 思い切り時 猫の恋 越人

ハンプテイ:これって惚れた男を豪華船までおっかけて、何とか我がものにしようとする恋猫おばさんが目に浮かびます。

「惚れた惚れたよ おまえに惚れた 惚れりゃロンドン、バリまでも」と、遠く離れた異国での船の中、恋に邪魔が入る余地もない絶好の機会とばかりに船に乗り込む

命短し 恋せよ乙女

いざ手をとりてかの船に

いざ燃ゆる頬を君が頬に

ここには誰も来ぬものを

吉井勇ゴンドラの歌

食事時には、気に入った男や女に近寄って話しかける機会を伺がっている。

中には、地獄耳を聞かせて、あの男は、財産家だとか、社会的な地位等の情報を聞き出して、近寄ってくるらしい。

そして、話しかけた後には、次に逢う機会を求めて恋文を夜中に、そっと、キャビンのドアの下に忍び込む。

それも、日本に旦那を置いて飛鳥で別の男を探しに船に乗っての相手探しには驚くばかりである。

船上で上手くことが進むと、寄港地に来ると、ラブホテルに直行ということになる。

さらには、直接に恋人の客室に入り込んで、ことを成すものも、部屋替えを願い出て同部屋となるという強者もいるとか。

ダンプテイ:大航海 中で産まれた子供は、大砲の息子と言われて言たんですよ!

ハンプテイ:なにそれ、「ビックペニス」って、こと!

それとも大砲のように、ドドーン一発ということ!

ダンプテイ:大航海の軍艦では、原則として女禁止だけど、一部の水平が女を乗せてきた、そんな水兵が愛を育む場所は、大砲のあるような普段使われない隠れ場所だから、こんなところで産まれた子を大砲の息子と言って蔑んだらしい。

ハンプテイ:現在の豪華客船は、何千人と、渋谷交差路のような混雑状態、そんな愛を育む大砲のあるような隠れ場所は、ないから、互いに相手の部屋へと連れ込むことになる。

独り部屋だと1.6倍の料金なのが、二人分にしたら、費用は安くなるから一石二鳥と、単身部屋から二人部屋に変更するという強者もいるとか!

ダンプテイ:帰国後に目出度く結婚する運びになれば、婚活の世界旅行成功ということで、これはこれでハッピーなことじゃないですか!

70を超したお方に、性欲があるかどうかは分からないけど、人生の終活のときに、財産家や高い地位の男と一緒になって、金銭欲や名誉欲に肖ろうとするのは嘆かわしいが、こんな飛鳥狼もいるから注意しないとね!

ハンプテイ:

俺は金をたんまり持っているぞ!

何度でも、世界豪華旅もできるぞ!

なんて,いう雰囲気で、ふんぞり返ってカイゼル髭を撫でている親父に、お金目当てで近寄る叔母さんも叔母さんで、同罪です。

札束で頬撫でられて一時は、燃えてるか、どうかしらないけど、良い関係になったら、これ幸い、このお方、早くあの世にいかないかしらと神頼みしているような叔母様連中だから、ダンプテイも気をつけないと、財産を全部吸い取られてしまうこととなるわ

豪華船 蝶も迷うや 花と蜜

ダンプテイ:この歳になって、財産や地位を狙って男を探さなくても良いのにね!

それよりも感性のある品格のある男を探して余生をただ、一緒に楽しむだけという慎ましい考えがないのかね!

哀しいかな!悲しいかな!

ダンプテイのような品格のある男を!

髭撫でて 品格あふる 春日和

ハンプテイ:また、自慢しちゃって、どこに品格があるというのかしら、貧格なら分かるけど!

ダンプテイ:植物学者牧野富太郎は、

新事実積り積りて我が知識何より尊き宝持つ身には、富も誉も願わざりけり

と、言い残していますから、品格がなくても

新事実の蓄積の宝は、一杯持っているけど!

ハンプテイ:知識や記憶力なんて、いくらあっても社会に出たら、役に立たないのよ、知識より眼力が大切なことは、ピカソ岡本太郎の眼力をみても分かるはずよ!

その眼力により、芸術という名誉も得ているし

ダンプテイ:そうですね、名誉に関しては、徒然草に、こんなことが書かれています(242段)。

「人間が欲するものは、一つは、名誉で、名誉には二種類ある。

行状が優れているという名誉と、学問芸術に優れているという名声で、次に色欲と食欲である。

他の欲は、これらに及ばない。

これら三つの欲

は、多くの苦悩をもたらすものである。

求めないに越したことはない」と、書かれている。

ハンプテイ:古来から、色欲は食欲と同レベルだったわけね!

徒然草の時代は、学芸に優れていることが一番の名誉と、なっているわけですから、財産や地位がなくても誰でも名誉にあずかれるという平等の社会なのかもしれませんね!

それに、徒然草では、地位や財力の欲は、尊ばれず、これらの欲は、資本社会がもたらした罪悪とも言えそうで、船の中で恋仲を探すのに物欲や財欲のある者を探しているのは、誠に、悍ましい限りですね!

こんなこと言うのも、ダンプテイ、豪華世界旅行に独りで出かけたいという魂胆があるみたいだから、ご忠告するのよ!

ダンプテイ:先日、世界一周105日の旅というピースボードの企画があったので、独り旅も良いかなとパンフレットを送付してもらうよう依頼していたけど、ハンプテイが捨てちゃった訳かな、犯人が分かったよ!

ヒル:あっと、バレチャッタ!

だって、この親父ピースピースと何かあれば、ピ-ス呆けでいらっしゃる。

ピースボードは、趣味に合わなの、私の好みは飛鳥だから!

ダンプテイ:これだからね!

何事も自分の好みで決めてしまって、僕に送付

された郵送物まで処理してしまうから嫌になる。

以前は、飛鳥なんて無理に決まっていると言っていたのに、どうして、心変わりになったのかしら?

ハンプテイ::親には、色々と心配を掛けさせたから、世界旅行にでも一緒に行っておけば良かったと思う頃には、親はなしと後悔することになるから、チイも旅にいくなら親が元気な内ですよ!

ほろろと鳴く鴫の声聞けば

父かとぞおもふ母かとぞおもふ 行基

ハンプテイ:世界旅行と言えば、何と言っても飛鳥による3か月の世界船旅が夢だわね!

ハンプテイ:デハラとの世界一周の旅を楽しませてもらったら最高ね!

ダンプテイと、「指切り拳万針千本飲ます」

と,約束しちゃお!

ダンプテイところで、ゲンマンという意味を知ってるの?

ハンプテイ:現金のことじゃないの?

ダンプテイ:拳骨一万発ということ、約束破って、そんな数の拳骨を喰らわす訳ね!

恐ろしい!

有島武朗の小説「有る女」もそのような恋を題材にしてした。

ダンプテイ:有島武朗自身は、45歳のときに18歳の人妻であった恋人の波多野秋子と自らの別荘「浄月庵」にて心中して、その遺書には、

「愛の前に死がかくまで無力なものだとはこの瞬間まで思わなかった。

おそらく私達の死骸は腐乱して発見されるだろう」と、書かれていましたわ

「愛は略奪する烈しい力である」と、有島の作品「惜しみなく愛は奪う」に書かれている。

ガラスより壊れ易いものがあると、すればそれは愛だ、鋼よりも強いものがあると、言えば、それは愛だ

宮沢和史

チイ:愛は黒鉄よりも強ということかしら、ダンプテイはいちから愛の至上主義になったのかしら、きっと有島武朗の読み過ぎね

大丈夫だよ、このダンプテイの愛は、夢の中だけの話だから、

その夢の中の船旅の詩を一つ差し上げる。

未だ試されぬ 全ての楽しみと喜びを

この大海の船に託して

今船出せんとする この大海に望み

引力を蹴飛ばしていざ行かん大海の旅に

吾が知る全ての真実と英知を

誰が奪おうともしかとこの大海に抱いて

今船出せんとする この大海に望み

引力を蹴飛ばして いざいかん大海に

横浜港からの出航、船に搭乗すれば、気持ちが変わってくる。

船は 白きしぶきを まき散らし

幾日にも 青海原の 大円心

潮の香 仄かに 袖あふれ

連れ去れ わが身を 遠き国

秋の航 一大紺 円盤の中 (中村草田男

 

青海波 今ここに船の上 大円盤

大海を 突き進む 二つに切り刻み 

一筋の航跡 果てしなく遠く かすみ消え

連れ去りし わが身 見知らぬ国へ

我が青春は今此処に 背う春の芽吹き

ハンプテイ:飛鳥の旅を青春の芽吹きだなんて、

乗客の平均年齢70歳と言うじゃございません!

ダンプテイ:昔から、豪華船の出航では、デッキでシャンパンを飲むのよ!

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さあ シャンパンで船出を祝おう

そして 君と一緒に旅にでよう

シャンパイない、シャンパイない 

将来のことなんかなるようになる

旅すれば、君の疎ましい心は晴れよう

僕の心が晴れるから君の心も晴れよう

これから向かう大海は闇のような世界

しかし、落胆してはいけない

君と僕との一緒の旅だから

さあ行こう見たこともない未知の国へ

燦然と輝く貴殿と貴女の姿

その満ちた心と体を大海に委ね

今大海に向かわんとするとき

汝、永遠に美しかれと大海に願う

ハンプテイ:出航するとこには、デッキの上で、皆さん、立上がってシャンパンを乾杯をするのよね、「安全な船旅を祈願して、乾杯!」って

ダンプテイ:でも我が家では、立ってのシャンペンは、禁止なんですよね

ハンプテイ:、我が家では日本酒しか飲まないからかしら?

ダンプテイ:いえいえ、我が家では、便器が「汚れるからタチションペン禁止じゃないですか

ハンプテイ:マー、ションベンぶっかけたくなるような駄洒落ですね!

ダンプテイ:御免、御免、航海中に後悔するような駄洒落で、それでは、航海の詩でも差し上げますからお許しを

吾は後悔する 与えられた試練や運命

打ち破ることが出来なかった敗北と挫折

この敗北と挫折をこの胸に抱きて

吾が航海せんとするこの大海に解き放つ

何かがある 行く手にひらけた紺碧の海の向こうに

僕には未だみえない何かがある

この大海の海にその何かを見つけに船出しょう

潮騒の囁きと海の香りを嗅ぎながら

またあるときは荒々しい波しぶきを受け

そして、凛々しく毅然ある態度でもって

その満ちた心と体を大海に委ね

今大海に向かわんとするとき

汝、永遠に美しかれと大海に願う

何かがある 

行く手にひらけた紺碧の海の向こうに

僕には未だみえない何かがある

この大海の海にその何かを見つけに船出しょう

潮騒の囁きと海の香りを嗅ぎながら

またあるときは荒々しい波しぶきを受け

そして、凛々しく毅然ある心を抱いて

ハンプテイ:素晴らしいポエムの贈り物ありがとう。

私たちの船出の応援歌ですね!

ダンプテイのこれからの人生船出も応援いたしますわ!

チイ:私の場合は、どんなことがあってもロンを応援するから、ロンと一緒に船出をさせていただくわ!

ロン:こんな貧乏生活していたら、我が家の金庫も直ぐに満杯になっちゃうから、チイとの船出は、クルーザー買って、世界旅行でも出かけようかね!

ダンプテイ:こんな自家用船は如何ですかね!

この船男のダブル衣装の親父がご案内致しますぜ!

マドロスの ダブルスーツや 春抱く

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ハンプテイ:デップリ親父にはダブルが良く似合う

春抱くではなくて腹抱くではないかと思うけど。

ダンプテイ:船長の服は、腹に風が吹き込まないダブルの服と昔から決まっている。

ほれ、こんなスタイル

チイ:ダブルスーツは、あの黒船のペリー船長の服が原型だと思うけど

ロン:春抱くって、厭らしい表現、それにしてもこの写真は、ハウステンポスに復元してあるオランダのデ・リーフデ"(240トン)号の難破船でしょ、こんな船、怖くて御免ですね!

船長は、いざ、何か海難事故があったら、「乗客スタッフを独り残らず救出させてから、船もろとも最後まで」と、いうのが日本の風習だけど、こんな覚悟がございますか?

ハンプテイ:韓国のセオール号の難破事故のときには、「船長が率先して逃げて、多くの船客に危険だからと船外に出ないように呼びかけて、大半の人が亡くなったという悲惨な事故を招き、船長の責任が追及され、死刑判決に至った」、と、されていますね!

ダンプテイ:日本でも、明治時代にイギリス船、ノルマントンが遭難して、日本人乗客をおきざりにして、船長等外国人だけが、救命ボートで、脱出したという、所謂ノルマントン号事件がありましたね!

チイ:当時は、治外法権で、日本で外人が犯した罪は、罰っせられず、大きな社会問題になったそうですね!

ところで、「船長は、船客にとっては、牧師でもある喧嘩も裁く、裁判官でもある」と、いいますがね!

どんな危機があっても客の安全を見届けるまで

最後まで客船から脱出しない

でも、韓国の船長は違うらしい。

日本郵船の船が津軽海峡で海難事故にあった時、九田船長は、全員を救出してから、自分は船の欄干にロープで自らをくくりつけて、俺は船の沈没と共に海の藻屑と沈んでいったとか、大阪商船のブラジル丸が戦時中に魚雷で沈んでいった時に、船に残って死んでいったという美談は、乃木大将の自決の精神と、同様な武士道の名残であって、今では、そんなことはありえませんね!

ダンプテイ:同様な話は、大岡昇平の野火と武田秦淳の「ひかりごけ」という小説の話がありますね、

難破した船の船長が、部下に死んだ者の肉を命令するが、食べないために次々と死んでいく、自分は生きていくために、食べ続け、自分だけが生き残るという話し

死体を食べることについては,刑法にもないが、1年の判決であったという。

チイ:ところで、これは、極端な例だと思うけど、船長としての職務責任が乏しいとしか良いようがない。

それにしても、他人任せの韓国のクルーズ船には,心配だから乗船できないわね!

ダンプテイ:やっぱり世界旅行は、格安のピースボードより、飛鳥にしなくちゃ

テレビの無い世界は、心が豊か

車事故やオレオレ詐欺話も他人の噂話や自慢話もうんざり

心許せる人と、ただ一緒にいられる二人だけの船旅が何よりも良いですね!

チイ:ご老人の世界一周も良いけど、保険もしっかりお願いね!

船出する親父へのメッセージ

船出する者に忠告する

汝の準備は滞りないか

心と体の準備は問題ないか

材料と道具が整った時に大工が現れるように

そして、保険は怠りなく、残された家族のために

ハンプテイ:私からの忠告は、船中の人間関係よ

なにしろ、同じ船の世界、食事も知らない人とご一緒、自我を通さないで、団体生活のマナーだけは忘れないでね!

この巨船の中に何千人の人を閉じ込めて

誰も互いに知らないものばかり

嫉妬、自慢、妬みのない心豊かな世界

今から、船は混沌の世界に変貌していく

知らない人のことが気になり、ヒソヒソ

妬み、嫉妬、自慢が船内を駆け巡る

日常の醜い世界が再燃し始める

愛し合い、憎しみ合い、妬みあう世界が

だから そっとしておきたい 他人の心

そこまで、そこまで、それ以上は駄目

ハンプテイ:でも、ダンプテイには、約束の世界一周の世界旅行に連れていってもらえていない。ダンプテイ:オーストラリア40日旅行や地中海クルーズの旅も出かけたじゃないかね!

ハンプテイ:まだまだよ、なんたって、メキシコやブラジルなんかも全然踏破していないし

ダンプテイ:それは、夢物語として今晩の夢に見てくださいな!

春めくや 巡り巡るの 世界旅

ハンプテイ:夢だけで終わらせたくない世界一周、ダンプテイが元気な内に,お願いね!

旅の心を忘れないよう詩にしおきますわ!

世界一周旅行

浜の桟橋を発した飛鳥は、今、西に向かう

向かう海路は、瀬戸内の島々を潜り抜け

先行く帆舟を追い越していく

船の下には 波また波が押し寄せ砕け散る

波頭は、飛び跳ね、反り波が泡を吹きあげる

振り返れば航迹は、限りなく出航の浜に伸びて船長が梶取る水脈を飛鳥は、堂々と行進する

泡立ち、ざわめき、凛々とし大洋を切り取って波は滑らかに、緩やかに 時には怒涛のように

笑いながら、怒りながら、泣きながら 

飄々たる大海の大波小波が巨船を揺らし

日は西に傾き、白き飛鳥を虹色に染めていく

甲板の人はまばらに、キャビンの窓は赤く灯

堂々たる白き飛鳥は眠ることなく突き進む

ダンプテイ:それでは、お返しにわたしからも

題:豪華船旅の夢

君は知るか 我が魂と汗の匂い

積み上げし年月を顧みて

吾が奪いし全ての魂と汗を

吾が知る全ての真実と英知を

誰が奪おうとも

しかとこの大海に抱き

この大海の船に託して

未だ試されぬ 全ての楽しみと喜びを

産まれたままの姿でこの大海に解き放ち

今船出せんとする この大海に向かって

引力を蹴飛ばしていざ行かん大海に